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[C780] ふっくらと

この絵本を読んだ時、絵も文体も違うのに、ぐりとぐらのかすてらを思いだしました。そして次に思ったことが、子供の頃の江國香織さんの様子。翻訳文でありながら、通常の彼女の文体であり、なおかつ「絵本」というものが分かっている言葉選び。
milestaさんが文中で触れておられるくだりも好例ではないでしょうか。
ああ、江國さんは子供の頃、たくさんたくさん絵本を読み、絵本が与えてくれた世界に入っていた人なのだろうなあ。と、勝手に想像しました。
少なくとも、名を成して後、仕事としてだけで絵本を訳した方ではないだろうと素直に思えました。

[C781] 想像してたらお腹が空いちゃった!

milestaさんの読みとり方も、尋常でなく豊かですね!パンを食べるときも、ひょっとして、とことん味わい尽くすのかしら(笑)
私も、想像してたらお腹が・・・。パンの焼ける、香ばしい匂いまでしてくるみたい。v-271
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : 失敗だらけだフニャ
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[C785]

表現の仕方で本当に印象って変わりますね。
僕ももっともっと言葉には気をつけていかないとなぁと思います。
本物のパンを焼けるのは、それは現実とつながってうれしいですよね。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : ウナム
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[C786] >ハツさん

>翻訳文でありながら、通常の彼女の文体

ですよね、本当に。
江國香織さんの今は亡きお父様は、ずいぶん昔に日本語の乱れを嘆く本を出されていたりしているので、香織さんも小さい頃からきっと言葉というものに敏感になっていたのでしょうね。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
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[C787] >失敗だらけだフニャさん

お褒めいただき「こころうきたつような」気持ちです。(またまたこの本から拝借しました。)

どちらかといえばご飯党なのに、味にこだわるのはパンの方かも。
フランスパン系のコシの強いパンが好きなのですが、オーストラリアのパンはみんなスカスカしていて弱々しく、どうも納得がいかない。調べてみたらオーストラリアの強力粉はグルテン含有量が少ないらしいのです。そこで、グルテンパウダーというのを買ってきて、強力粉と混ぜてパンを焼いています。すごくおいしくできます。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
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[C788] >ウナムさん

表現の仕方・・・ウナムさんの記事は、とてもお上手ですよね。読んでいる私たちが、一緒に旅をしているみたいにドキドキしたり、嬉しくなったり。臨場感のある表現が楽しめます。

パンが焼けるというのは本当に楽しく、レシピを載せてくれて痒いところに手が届く絵本だなぁと感心しました。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
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[C790]

いろんな方も仰ってますが、表現次第で、感じ方捉えたがとても違いますよね。

「や」を「やら」にする事で、書いた方の優しさが伝わります。

いつも思うのですが、milesta さん文書力が豊かで、このままにしておくのは勿体無い。

milesta さんも絵本を作られたら良いのに^^
その際は必ず買いますので^^

  • 2006-09-18
  • 投稿者 : ちさと
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[C791]

「あまくみちたりた」というワンフレーズだけで
とても魅力的な絵本なんだろうなと思います。
ぜひ読んでみたいです。

言葉を大切にしたいといつも思っています。
なのでコメントするときもドキドキです。

[C792] 翻訳

って、する人によって随分印象が変わりますよねえ。
あちしの好きなムーミンシリーズも、翻訳者さんによって大分イメージが変わる。
・・・気がする。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : かっぱやろう
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[C794] >ちさとさん

お褒めいただき恐縮です。
でも私、創造力がなくて、創作をするのは無理・・・。だからブログも、紹介する本とみなさんのコメントで、どうやら成り立っているのです。自立できないパラサイトブロガーです。(苦笑)
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
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[C795] >masakoさん

masakoさんのブログは詩のようで、「言葉を大切にしたい」気持ちが伝わってきます。
江國さんとmasakoさんの言葉の使い方、ちょっと似ているかもしれません。とても女性らしいところ。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
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[C796] >かっぱやろうさん

ムーミンのマンガは見ていましたが、本は読んだことないんですよ。よく考えたら、めちゃくちゃ個性的なキャラクター揃いですね。翻訳によって喋り方とかが大分変わってくるかもしれませんね。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
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[C797]

江國さんの小説は何冊か持っていますが絵本は手にしたことがありませんでした。
でも「おひさまぱん」どうしても読んで、食べてみたいです。
ほんのワンフレーズだけで、惹きつけられてしまう文章や、
見ているだけでわくわくする絵に出会うと、
大げさでなく幸せだなぁと感じてしまいます。
Milestaさんのおかげでたくさんのわくわくに出会えて幸せです。

[C798] >ニノさん

江國さんの小説がお好きなら、きっと気に入ると思います。

>Milestaさんのおかげでたくさんのわくわくに出会えて幸せです。

ニノさんのように、感性の豊かな方からそう言われると嬉しいです。
  • 2006-09-19
  • 投稿者 : milesta
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[C799] 江國 滋 さん

やはり、あのお父様あってのという気がしますね。
本格的に小説を書く前から、香織さん大好きで読み続けてきましたが、売れてきて直木賞をとられて凄く上手になったな~と思う反面、彼女ならではのものがどんどん薄れてきているような気もしています。
私は、彼女の最近の小説よりも絵本の訳の方がずっと好きです。

余談ですが、大好きなパン屋さんの名刺に~~素朴なパン屋でありたい・・・・「おいしい」の近くに「幸せ」があると信じていたい・・・・・・。~~
と書かれてあり、ちょっと嬉しくなりました。
  • 2006-09-20
  • 投稿者 : マリリン
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[C800] >マリリンさん

>彼女ならではのものがどんどん薄れてきているような気もしています。

そうなのですか。私も初期の頃は読んでいたのですが、主人公がいつも長風呂(ですよね。笑)というところにちょっと飽きて、最近の小説は全然読んでいないのです。

>~素朴なパン屋でありたい・・・・「おいしい」の近くに「幸せ」があると信じていたい・・・・・・。~~

とってもいい言葉ですね。そんなパン屋さんでパンを買いたい!

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『おひさまパン』 エリサ クレヴェン・作絵 江國香織・訳

おひさまパン おひさまパン
エリサ クレヴェン (2003/07)
金の星社
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一冊の絵本で、こんなにも「あまくみちたりた」気持ちになることは滅多にない。

まずは凝った絵に圧倒される。色彩豊かに描かれ、コラージュが使われ、小花模様の額縁のようなものを描いた中に物語が展開されているページもある。何より動物たちの表情や佇まいは真に迫っている。

雪が続き、家の中でどんよりした気持ちになったり、とげとげとした雰囲気になっている動物たちの様子。
みんなを元気づけるために「おひさまパン」を焼こうと働き出した犬のパン屋さんの頑張る姿。そして「おひさまパン」の、何とふっくらしておいしそうなこと。
「おひさまパン」を食べる動物たちの嬉しそうな顔。
ついにおひさまが姿を現したときの動物たちのはしゃぎぶり。
その場面ごとの村や家々の姿も哀しげだったり、楽しそうだったり、きちんと描き分けられている。

何ページにもわたって、こんなに凝った絵が展開されてしまうと、絵を見ることに気を取られて、文章などどうでもよくなってしまうこともありがちだ。
ところが、江國香織さんの訳は、この絵に負けず劣らず表情が豊かで、絵とのバランスがとれている。

冒頭に拝借した「あまくみちたりた」は、動物たちが「おひさまパン」を食べた場面で、こんな風に使われている。

みんな てやら ひずめやら つばさやらを つなぎあい、
すてきなパンの もたらしたよろこびを たたえます。
くちぐちに あまくみちたりたこえで。


「あまくみちたりた」という言葉ひとつで、「おひさまパン」のおいしさや暗い日々が続いた後のちょっとした喜びがどんなに嬉しいかが伝わってくる。
しかも「て ひずめ つばさ」でなく「やら」にしたこと、「くれた」や「あたえた」でなく「もたらした」にしたことで、温かみや柔らかい感じが増している。

他にも印象深い言葉がたくさん使われていて、「ああ、こんな言い回しもあった。」とか「この場面では、これがぴったりだ。」という言葉にいくつも出会う。
私の勝手な想像だが、江國さんはこれを訳しながらずっと「ふわふわで、あたたかで、やわらかなおひさまパン」を頭に描き続けていたのではないだろうか。出てくる言葉遣いや語感に丸みがあり「おひさまパン」そのもののような感じがする。

こんな豊かな絵と豊かな言葉から作られた絵本に、もう一ついいことがついてくる。
本の裏側に「おひさまパンのつくりかた」が書いてあるのだ。
バターをたっぷり使った豊かな味わいの、おひさまが笑っている形のパンを、天板いっぱいの大きさで作ることができる。
子供達はこの絵本が大好きだが、本物のおひさまパンも同じくらい大好きだ。ある年の誕生日に「ケーキはいらないからおひさまパンを焼いて!」と言われ、ケーキの代わりにおひさまパンを焼いたこともある。

みんなで絵本を読んで、みんなでパンを焼き、みんなでそれを食べる。この一冊で、「あまくみちたりた」時を過ごせること請け合いだ。

16件のコメント

[C780] ふっくらと

この絵本を読んだ時、絵も文体も違うのに、ぐりとぐらのかすてらを思いだしました。そして次に思ったことが、子供の頃の江國香織さんの様子。翻訳文でありながら、通常の彼女の文体であり、なおかつ「絵本」というものが分かっている言葉選び。
milestaさんが文中で触れておられるくだりも好例ではないでしょうか。
ああ、江國さんは子供の頃、たくさんたくさん絵本を読み、絵本が与えてくれた世界に入っていた人なのだろうなあ。と、勝手に想像しました。
少なくとも、名を成して後、仕事としてだけで絵本を訳した方ではないだろうと素直に思えました。

[C781] 想像してたらお腹が空いちゃった!

milestaさんの読みとり方も、尋常でなく豊かですね!パンを食べるときも、ひょっとして、とことん味わい尽くすのかしら(笑)
私も、想像してたらお腹が・・・。パンの焼ける、香ばしい匂いまでしてくるみたい。v-271
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : 失敗だらけだフニャ
  • URL
  • 編集

[C785]

表現の仕方で本当に印象って変わりますね。
僕ももっともっと言葉には気をつけていかないとなぁと思います。
本物のパンを焼けるのは、それは現実とつながってうれしいですよね。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : ウナム
  • URL
  • 編集

[C786] >ハツさん

>翻訳文でありながら、通常の彼女の文体

ですよね、本当に。
江國香織さんの今は亡きお父様は、ずいぶん昔に日本語の乱れを嘆く本を出されていたりしているので、香織さんも小さい頃からきっと言葉というものに敏感になっていたのでしょうね。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C787] >失敗だらけだフニャさん

お褒めいただき「こころうきたつような」気持ちです。(またまたこの本から拝借しました。)

どちらかといえばご飯党なのに、味にこだわるのはパンの方かも。
フランスパン系のコシの強いパンが好きなのですが、オーストラリアのパンはみんなスカスカしていて弱々しく、どうも納得がいかない。調べてみたらオーストラリアの強力粉はグルテン含有量が少ないらしいのです。そこで、グルテンパウダーというのを買ってきて、強力粉と混ぜてパンを焼いています。すごくおいしくできます。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
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[C788] >ウナムさん

表現の仕方・・・ウナムさんの記事は、とてもお上手ですよね。読んでいる私たちが、一緒に旅をしているみたいにドキドキしたり、嬉しくなったり。臨場感のある表現が楽しめます。

パンが焼けるというのは本当に楽しく、レシピを載せてくれて痒いところに手が届く絵本だなぁと感心しました。
  • 2006-09-17
  • 投稿者 : milesta
  • URL
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[C790]

いろんな方も仰ってますが、表現次第で、感じ方捉えたがとても違いますよね。

「や」を「やら」にする事で、書いた方の優しさが伝わります。

いつも思うのですが、milesta さん文書力が豊かで、このままにしておくのは勿体無い。

milesta さんも絵本を作られたら良いのに^^
その際は必ず買いますので^^

  • 2006-09-18
  • 投稿者 : ちさと
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[C791]

「あまくみちたりた」というワンフレーズだけで
とても魅力的な絵本なんだろうなと思います。
ぜひ読んでみたいです。

言葉を大切にしたいといつも思っています。
なのでコメントするときもドキドキです。

[C792] 翻訳

って、する人によって随分印象が変わりますよねえ。
あちしの好きなムーミンシリーズも、翻訳者さんによって大分イメージが変わる。
・・・気がする。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : かっぱやろう
  • URL
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[C794] >ちさとさん

お褒めいただき恐縮です。
でも私、創造力がなくて、創作をするのは無理・・・。だからブログも、紹介する本とみなさんのコメントで、どうやら成り立っているのです。自立できないパラサイトブロガーです。(苦笑)
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C795] >masakoさん

masakoさんのブログは詩のようで、「言葉を大切にしたい」気持ちが伝わってきます。
江國さんとmasakoさんの言葉の使い方、ちょっと似ているかもしれません。とても女性らしいところ。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
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[C796] >かっぱやろうさん

ムーミンのマンガは見ていましたが、本は読んだことないんですよ。よく考えたら、めちゃくちゃ個性的なキャラクター揃いですね。翻訳によって喋り方とかが大分変わってくるかもしれませんね。
  • 2006-09-18
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C797]

江國さんの小説は何冊か持っていますが絵本は手にしたことがありませんでした。
でも「おひさまぱん」どうしても読んで、食べてみたいです。
ほんのワンフレーズだけで、惹きつけられてしまう文章や、
見ているだけでわくわくする絵に出会うと、
大げさでなく幸せだなぁと感じてしまいます。
Milestaさんのおかげでたくさんのわくわくに出会えて幸せです。

[C798] >ニノさん

江國さんの小説がお好きなら、きっと気に入ると思います。

>Milestaさんのおかげでたくさんのわくわくに出会えて幸せです。

ニノさんのように、感性の豊かな方からそう言われると嬉しいです。
  • 2006-09-19
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C799] 江國 滋 さん

やはり、あのお父様あってのという気がしますね。
本格的に小説を書く前から、香織さん大好きで読み続けてきましたが、売れてきて直木賞をとられて凄く上手になったな~と思う反面、彼女ならではのものがどんどん薄れてきているような気もしています。
私は、彼女の最近の小説よりも絵本の訳の方がずっと好きです。

余談ですが、大好きなパン屋さんの名刺に~~素朴なパン屋でありたい・・・・「おいしい」の近くに「幸せ」があると信じていたい・・・・・・。~~
と書かれてあり、ちょっと嬉しくなりました。
  • 2006-09-20
  • 投稿者 : マリリン
  • URL
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[C800] >マリリンさん

>彼女ならではのものがどんどん薄れてきているような気もしています。

そうなのですか。私も初期の頃は読んでいたのですが、主人公がいつも長風呂(ですよね。笑)というところにちょっと飽きて、最近の小説は全然読んでいないのです。

>~素朴なパン屋でありたい・・・・「おいしい」の近くに「幸せ」があると信じていたい・・・・・・。~~

とってもいい言葉ですね。そんなパン屋さんでパンを買いたい!

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