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  • 2010-10-30
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『大御心―明治天皇御製教育勅語謹解』

大御心―明治天皇御製教育勅語謹解 (1980年)大御心―明治天皇御製教育勅語謹解 (1980年)
(1980/07)
明治神宮

商品詳細を見る


一、親に孝養をつくしましょう
二、兄弟・姉妹は仲良くしましょう 
三、夫婦はいつも仲むつまじくしましょう 
四、友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
五、自分の言動をつつしみましょう
六、広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
七、勉学に励み職業を身につけましょう
八、知識を養い才能を伸ばしましょう  
九、人格の向上につとめましょう 
十、広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
十一、法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
十二、正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう

これは私が外国暮らしの中で、子供達の教育や自分の行動の指針にしてきたことである。
キリスト教の国では、公教育でも日常会話の中でも「聖書の教え」が頻繁に出てくる。それは大抵、道徳的な教えを説きたい場合で、共感する内容も多い。しかし「その教えは聖書に教わらなくても知っていたわ。」という事柄も多く、日本人にとって道徳を説いてくれる教科書としての聖書のようなものは何なのだろう?と考えていた。そして突き当たったのが『教育勅語』である。上に抜粋したのは、その中の「十二の徳目」と呼ばれる部分の現代語訳である。

『教育勅語』と聞いて、反感を覚えたり、古くさいと思ったり、全くご存じない方もいるかもしれない。
しかし先入観をなくし、改めて十二の徳目を読んでいただきたい。現代の日本に必要なものばかりではないだろうか。
「家族の絆が薄れている。」「就労意識が低い若者が増えている。」「日本の学生の勉強時間は少なすぎる。」「利己主義で自分勝手な人が多い。」このような日本が劣化していくことを嘆く言葉を見ると、戦後も変わらず『教育勅語』の精神が教えられていれば・・・と思う。
様々な事件が起こる度に、「道徳観念をきちんと教えなければ。」「遵法意識を持たせよう。」という議論がなされるが、具体的な教育方法についてはあまり聞いたことがない。小さい頃から、義務教育の中で『教育勅語』を教えてはどうだろうか。

しかし残念ながら、戦後の日本は『閉ざされた言語空間』の中にあり、「『教育勅語』は、子供の自由や個性や権利を奪い、戦争に繋がる悪い教えだ。」という印象を植えつけられたまま今に至っており、公教育の中ですぐに道徳教育の中に取れ入れるなどということは、あまり期待できないだろう。
そうなると、このような教えは、家庭の中で伝えていくしかないのである。

明治神宮より刊行されている『大御心』には、教育勅語の原文と現代語訳、それにふさわしい明治天皇の御製が書かれている。
例えば、あるページはこのようになっている。

進ンデ公益ヲ広メ世務ヲ開キ

(公益)大衆の利益、
(世務)世の中のつとめ、
(開き)開発し、

さらに一歩すすめて、広く世の人の為に尽し、社会の利益になる仕事を開発して

明治天皇御製 思
国民のうへやすかれとおもふのみわが世にたえぬ思なりけり


『大御心』には、このような『教育勅語』の解説の他、明治天皇の御製と昭憲皇太后の御歌が十五首ずつ抜粋され、やはり丁寧な解説が書かれていて、和歌に馴染みのない人にもとてもわかりやすくなっている。
この御製と御歌の内容も、私は日本の聖書のようなものだと感じている。大人になると誰も意見してくれないようなことを教わることもあるし、何かに悩んだり心が落ち着かないときに、この本を開くと慰められたりほっとすることもある。
昭憲皇太后の御歌には、現代では忘れてしまいがちな女性の慎みの大切さを気づかされるとともに、女性でも向上心を持ち勤勉でなければならないと励まされる。次の御歌などは、その両方が一句の中に表現されている。

謙遜

高山のかげをうつしてゆく水の
ひききにつくをこころともがな

高い山の姿を写して、谷川の水が段々と低い方へ流れて行くように、誰でも理想は高く、身はつつましく、ということを心がけたいものです。


『教育勅語』は、明治23年10月30日に渙発された。今日から丁度120年前である。
この節目の年に、『教育勅語』と明治天皇・昭憲皇太后の教えを、一度見直してみるのもよいのではないだろうか。

※『大御心』は明治神宮のHPから購入することができます。

※明治神宮に行くと『教育勅語』『五箇條の御誓文』『明治天皇御製・昭憲皇太后御歌一日一首』が一冊にまとまったものを無償配布しており、遠方の場合などはHPから郵送料はかかりますが送付をお願いすることもできます。 

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  • 2010-10-30
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  • 2010-11-10
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