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[C3803] 少し前のアジアでの戦争

こんばんは。そういえば、私はベトナム戦争のことは全くわかりません。アメリカ映画で観た知識と反戦運動が起きたというくらいのことしか知りません 。ベトナム戦争=反戦という視点のみでしかあまり語られることがなかったような気がします。何故戦争になったかとか、西側東側の事情なども知りたくなりました。
  • 2009-08-04
  • 投稿者 : さんぼ
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[C3804] >さんぼさん

そういう方に、是非是非読んでいただきたいと思って紹介しました。

牧氏は、アメリカ軍が撤退した後にサイゴン入りしています。ですからこの本では、私が子供の頃考えていた「アメリカの戦争」というイメージがほとんど出てきません。
しかし本当は「アメリカ後」が、とても重要な期間であったことがこれを読むとわかります。

また、過去に遡って知りたいと思うことも、後半の章で元日本兵の人生に沿った形でコンパクトに書かれています。それで物足りなければ、参考文献もたくさん紹介されています。

ベトナム戦争を知る取っ掛かりとして、是非読んでみてください。

[C3805] まだ読んでいませんが

ご丁寧なコメントありがとうございます。
重要なのは「アメリカ後」ですか。読んでいないのに勝手に想像することはいけない事ですが、大東亜戦争後の北朝鮮国民、中国国民の不幸を思うと、「日本後」のことも併せてどうしても想像してしまいます。そして、それを隠さなければならない、人達のことも考えてしまいます。
人の幸せはもちろん私を含め他人が評価することではありませんが、あまりに左翼に粉飾されすぎていると、どうしてもこの思いが強く、また許しがたい行為に感じてしまいます。
  • 2009-08-05
  • 投稿者 : さんぼ
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[C3806] >さんぼさん

サイゴンの悲劇は、一度アメリカ化して民主主義、資本主義を謳歌した人々が、共産主義絶対の社会に急速に変えられていく中でもみくちゃにされていったことだと思います。

共産主義革命の恐ろしいところは、「こうあるべき」という人間が頭で考えた論理を全体主義的に押しつけて、個々人のそれまでの生活を全く無視して破壊しつくそうとすることです。
思想の左右を問わず、全体主義というのは危険な体制だとつくづく思います。

[C3808] 人種差別

ベトナム戦争はソ連とアメリカの戦争と理解してますが、日系アメリカ人が戦争に行く時、上官がべトコンはこんな顔をしている、と日系アメリカ人をみんなの前に出したとのことです。酷い話です。話題とはズレましたが、思い出しました。ベトナム自体は、何も悪くないのではないかと思ったりします。カンボジアを救ったのもベトナムですし。

[C3809] >HIRO。さん

私もソ連とアメリカの戦争だという認識でしたが、その前にはフランスの統治があり、アメリカが去った後にはベトナム人同士の支配・被支配関係のようなものがあったのですね。そしてフランス統治への抵抗には日本人が共感し、アメリカのいた南ベトナムでは中国人が資本主義の恩恵を受けていた・・・単純な東側対西側という図式ではないことがよくわかりました。

ベトナム人はキリッとした美男美女が多く、私は似ていると言われても悪い気はしませんが、アメリカ人からしたらアジア人は皆同じ括りで、ちょっと見下しているのかもしれませんね。ベトナム解放に共感していた日本人の中には、必ずしも共産主義に賛同しているわけではなく、アジア人差別に反感を抱いた人もいたのだと思います。

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『サイゴンの火焔樹―もうひとつのベトナム戦争』 牧 久

サイゴンの火焔樹―もうひとつのベトナム戦争サイゴンの火焔樹―もうひとつのベトナム戦争
(2009/05)
牧 久

商品詳細を見る


妙な言い方だが、子供の頃、ベトナム戦争は私にとって最も身近な戦争だった。新聞の文字が読めるようになった頃、紙面に表れる「戦争」の文字にはたいてい「ベトナム」という言葉が枕詞のようについていた。「べ平連」「ベトコン」などという単語も、意味もわからないまま聞き覚えていた。この頃の私のベトナム戦争に対するイメージは、「よくわからないけれどアメリカの戦争らしい」だった。

高校生か大学生になって、ベトナム戦争の本を何冊か読んだが、もともとの知識の無さと、ある時期を堺にベトナムから世界への情報がぷっつりと途絶えていたこともあって、きちんと理解したとは言い難かった。

大人になり、海外で暮らすベトナム出身者数人と知り合いになった。生粋のベトナム人だけでなく、父親が日本人だというベトナム人女性、ベトナム生まれだが中国人だという男性もいた。いずれも私と同年代の彼らは、いったいどんな人生を経て、なぜ海外で暮らしているのだろう?
特に私はベトナム生まれの中国人という存在を不思議に思った。
ベトナム戦争では、結局北が勝ち社会主義国になったのではないか。とすると、その中国人は国外に「逃げた」わけではないだろう。中国人は社会主義側の人なのだから。なぜ家族で海外に暮らしているのだろう?・・・こんな私の考えは、無知もいいところだったと『ベトナムの火焔樹』を読んだ後では、非常に恥ずかしく思う。
ベトナム戦争は「北対南」とか「ソ連対アメリカ」とか「共産主義陣営対資本主義陣営」とか、そんな単純な図式では語れないものだったのだ。

かつて日経新聞のベトナム特派員であった牧氏が先頃出されたこの本で、私の頭の中は整理され、次のようなことが印象に残った。

・「ベトコン」とアメリカと南ベトナム政府が呼んでいた解放民族戦線の人たちは、最初は「北」でもなく、「親米」でもなく、「社会主義的」でもなかった。いつのまにか「北」に乗っ取られ、利用され、捨てられた。
・「中国人華僑」は南側で商売をしていた人が多く資産を持っているので、サイゴンが陥落し社会主義国となれば、「資本家」である中国人は財産を剥奪されたり迫害されることになる。本を読む前の私のように、中国人と中国とを一緒くたにしてはならない。また同じ共産主義陣営でも、当時ソ連と中国は反目し合っていた。
・南ベトナムの人々にとっては、戦争が終わった後の徹底した共産主義化の方が遙かに過酷な日々であった。資産剥奪、思想改造・・・そしてそれは文化大革命にそっくりである。
・ボートピープルがベトナム社会主義共和国の犠牲者だという世界共通の認識はあるが、それ以外のさまざまな犠牲者についてはあまり知られていない。
・ベトナム戦争には第二次世界大戦後もベトナムに残った元日本兵も関わりが深かったという推測も書かれていて、フランスによる統治まで遡り、また大川周明の名前まで出てくる、その歴史的な流れは非常に興味深い。

これらのことが、当時の新聞記事と、戦後だいぶ経ってから公開された情報や、牧氏が最近になって個人的に体験したことや取材したことを交互に並べて、とても分かりやすく書かれている。
個人的な体験の部分は、よくぞここまでと感心してしまうほど、牧氏にとってはあまり嬉しくないだろうことまで明らかにされている。その象徴的なものが、本書の最初に置かれた口絵である。かつての助手兼通訳であったベトナム人チャン・バン・トアン氏が、牧氏に贈った絵である。ボートピープルとなってオーストラリアに渡り、画家となったトアン氏の描いたこの絵の題名には、牧氏の名前が付けられている。牧氏はこれを見て、かなり苦しまれたのではないかと思う。その理由は、本書を読んでいただきたい。このような個人的なことまで公にして、ベトナム戦争の真実を明らかにしようとする牧氏の姿勢には心を打たれる。

最近はインターネットの普及により、「情報は早い程良い。」というような風潮があるが、過去のことを振り返って、今しかできない視点でじっくりと捉え直すということに高い価値がある場合もあるのだと、改めて気づかされた。


※こちらも読みやすい本です。ベトナム料理の記述も多く、学生の頃は、そんなところにばかり気をとられていたような覚えがあります。
牧氏の本の中で、近藤氏はフランス語が堪能な記者として登場します。
 


※こちらは誰にでも読みやすいとは言えませんが、ベトナム戦争を詳細にわたって報告している重厚な本です。当時、毎日新聞を購読していた我が家では、既に古森記者から送られてくる記事をリアルタイムで読んでいましたが、父はこの本が出版されるとすぐに購入して読んでいました。古森記者のベトナム報道に信頼を寄せていたからです。
牧氏の本の中でも、古森氏の辣腕ぶりが垣間見られます。



※牧氏はこの他のジャーナリストについても、いくつかの出来事を書かれています。
本多勝一氏と日本の某党機関誌の記者が北から取材にやって来て、牧氏と言葉を交わす場面は、ジャーナリストのあるべき姿を問う、貴重な記録だと思います。


6件のコメント

[C3803] 少し前のアジアでの戦争

こんばんは。そういえば、私はベトナム戦争のことは全くわかりません。アメリカ映画で観た知識と反戦運動が起きたというくらいのことしか知りません 。ベトナム戦争=反戦という視点のみでしかあまり語られることがなかったような気がします。何故戦争になったかとか、西側東側の事情なども知りたくなりました。
  • 2009-08-04
  • 投稿者 : さんぼ
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[C3804] >さんぼさん

そういう方に、是非是非読んでいただきたいと思って紹介しました。

牧氏は、アメリカ軍が撤退した後にサイゴン入りしています。ですからこの本では、私が子供の頃考えていた「アメリカの戦争」というイメージがほとんど出てきません。
しかし本当は「アメリカ後」が、とても重要な期間であったことがこれを読むとわかります。

また、過去に遡って知りたいと思うことも、後半の章で元日本兵の人生に沿った形でコンパクトに書かれています。それで物足りなければ、参考文献もたくさん紹介されています。

ベトナム戦争を知る取っ掛かりとして、是非読んでみてください。

[C3805] まだ読んでいませんが

ご丁寧なコメントありがとうございます。
重要なのは「アメリカ後」ですか。読んでいないのに勝手に想像することはいけない事ですが、大東亜戦争後の北朝鮮国民、中国国民の不幸を思うと、「日本後」のことも併せてどうしても想像してしまいます。そして、それを隠さなければならない、人達のことも考えてしまいます。
人の幸せはもちろん私を含め他人が評価することではありませんが、あまりに左翼に粉飾されすぎていると、どうしてもこの思いが強く、また許しがたい行為に感じてしまいます。
  • 2009-08-05
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[C3806] >さんぼさん

サイゴンの悲劇は、一度アメリカ化して民主主義、資本主義を謳歌した人々が、共産主義絶対の社会に急速に変えられていく中でもみくちゃにされていったことだと思います。

共産主義革命の恐ろしいところは、「こうあるべき」という人間が頭で考えた論理を全体主義的に押しつけて、個々人のそれまでの生活を全く無視して破壊しつくそうとすることです。
思想の左右を問わず、全体主義というのは危険な体制だとつくづく思います。

[C3808] 人種差別

ベトナム戦争はソ連とアメリカの戦争と理解してますが、日系アメリカ人が戦争に行く時、上官がべトコンはこんな顔をしている、と日系アメリカ人をみんなの前に出したとのことです。酷い話です。話題とはズレましたが、思い出しました。ベトナム自体は、何も悪くないのではないかと思ったりします。カンボジアを救ったのもベトナムですし。

[C3809] >HIRO。さん

私もソ連とアメリカの戦争だという認識でしたが、その前にはフランスの統治があり、アメリカが去った後にはベトナム人同士の支配・被支配関係のようなものがあったのですね。そしてフランス統治への抵抗には日本人が共感し、アメリカのいた南ベトナムでは中国人が資本主義の恩恵を受けていた・・・単純な東側対西側という図式ではないことがよくわかりました。

ベトナム人はキリッとした美男美女が多く、私は似ていると言われても悪い気はしませんが、アメリカ人からしたらアジア人は皆同じ括りで、ちょっと見下しているのかもしれませんね。ベトナム解放に共感していた日本人の中には、必ずしも共産主義に賛同しているわけではなく、アジア人差別に反感を抱いた人もいたのだと思います。

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