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[C3486] 大変興味深い本だと感じました

 中国を「商の国」だとすると、日本は「職人の国」「手技の国」だと感じています。
 これは「もの作り」だけではなく、販売の職人・総務の職人・主婦の職人など、日本人のありとあらゆる事に結びついているように思います。
 職人仕事が正当に評価されず人と人との繋がりや伝承の中では生きていけなく成りつつある昨今、この本を読んでみたくなりました。

[C3487] 技

私は人に自慢したり、誇れるような技とか職人芸といったものは何も持ち合わせていません。まあ、職人さんは別に誇りたかったり自慢したいから技を磨いたりしたわけではないのでしょうが。
自分探しで永久に本当の自分を探すのも良いが(いや、私は実は否定的ですが)、技を身につけることはその人の宝になると思います。技を身につけることによって、自分を知り、磨くことが大切なんだろうな。そしてその技を伝える。伝承する。私はなにもそのようなものは持ち合わせていませんが、自分探しをこの先続けるよりも、崇高なこともあるのだなと感じました。
  • 2008-08-19
  • 投稿者 : さんぼ
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[C3488] >山本大成さん

>職人仕事が正当に評価されず

これが今の世の中を安っぽくしているのだと思います。
大量生産、機械化、簡単で、早くて、安ければいい。何でもかんでもそればかりでは、物に対する愛着も、それを作った人への敬意もない、寂しい暮らしですよね。
  • 2008-08-20
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3489] >さんぼさん

この本では、まず先に、祖父の職人としての結晶を自分がどうにかして伝承したいと考えたことから職人への道が始まりました。その「伝えたい」という気持ちが、自己研鑽に繋がり、自分も立派な職人になっていくのです。
自分を磨くことと伝承することで、「職人」はできているのですよね。そのことがよくわかる本でした。
  • 2008-08-20
  • 投稿者 : milesta
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[C3502] ほんとにいい本でした

milestaさんの紹介文そのもののすばらしい本でした。
もう2.3度読み直しています。
子どもにも大人にもぜひ読んで欲しい本ですね。
心にしみ、涙するところが何カ所もありました。

健二という庭師さん これからどんどん修行して誠次さん清吉さんのような庭師さんになっていくのでしょうね。
幸子ももう大丈夫。
そして中上家の庭も。

近所によく手入れされた庭があるんですが少し木が多すぎるようです。
この本を読んで人のおうちの庭が気になりだしました。そこに来ている庭師さんの仕事ぶりまで。
何気なく通っていた道の街路樹も。電ノコでバリバリ生け垣を刈り取ってる市の職員さんも。すべてが気になり出しました。

職人なりその仕事のプロはすごいものなんだと思いました。
庭師さんなら植物の名前に始まり葉、花、季節、手入れの仕方etcすべてのことを頭に入れていくのですね。
誠次さんが顧客の庭の庭木約2万本すべてが頭の中に入っていると。
昔出版会社にいた人から聞いたことだけれど いろんな紙を手ですっと触っただけで名前、性質、値段それらをぱっと教えてもらいびっくりしたことがあります。それも入社半年から一年の間にすべて覚えてしまったそうです。

改めて日本に生まれてよかったと、こんな文化をもつ国に生まれてよかったと思います。また先祖をたどり先祖を敬い、古き良きものを守っていくことのすごさ、すばらしさに改めて気づかせてくれた本でした。ご紹介ありがとうございました。
  • 2008-08-31
  • 投稿者 : さくらこ
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[C3503] >さくらこさん

ここに出てくる庭師さんたち、すごいですよね。健二があれだけ修業を積んでも、まだ駆け出しの職人なんですよね。以前ご紹介した『木の教え』には、木材としての木の性質や癖をよく知っている大工さんたちのことがいろいろと書いてありましたが、こちらは生きている木々の専門家ですね。

日本は、木と紙の文化ですから、そういう技術も感性も世界に突出しているのだと思います。
普段は、当たり前すぎてそのことに気がつかないので、こういう本はありがたいですよね。気づかないでいる間に、ずいぶん技術や感性が劣ってしまったかもしれませんが、まだまだ捨てたものではないと思っています。もっと多くの人々に気づいて欲しいので、この本をたくさんの人々に読んでもらいたいです。
  • 2008-09-01
  • 投稿者 : milesta
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[C3504] 管理人のみ閲覧できます

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  • 2008-09-01
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『幸子の庭』 本多 明

幸子の庭 (Y.A.Books)幸子の庭 (Y.A.Books)
(2007/09)
本多 明

商品詳細を見る


淡々とした、しかし植木に水をやるように大切なものがじわじわと心に染みこんでくる、奥の深い児童書である。

かつて住んでいた家に「人生最後の旅」と称して、九十六歳の久子おばあちゃんがやってくる。 慌てたのは孫にあたる幸子の母だ。この家を譲り受けたが、ここ数年庭木の手入れを怠っていた。この「おばけ屋敷」のように荒れ果てた庭を、おばあちゃんが悲しまない状態に修復することができるのか・・・。
母や久子おばあちゃんを思う幸子のおかげもあって、植木屋さんが入ることになった。
幸子は、はさみのパチン!パチン!という音と職人さんの仕事ぶりに引き込まれ、学校を休んで閉じこもりがちだった部屋から出てくるようになる。

『幸子の庭』という題名ではあるが、この植木職人田坂健二こそが、物語の要となる人物である。
第二章『庭師修業』に描かれる健二の半生には、他の同世代の若者とは比べものにならないほどの濃縮した時間が流れ、健二は心と技を兼ね備えた一人前の職人に成長していく。
物語の中とはいえ、今や消滅したかと思っていた本物の職人が目の前に現れたことに、私は感動を覚えた。

先祖代々の職人の血と職人魂は、職種が変わろうとも健二に引き継がれている。
庭師になるための熱心で禁欲的な修業の日々。
健二が働く小橋造園の先代清吉と、健二の祖父銀二の、短歌を巡る不思議な共通点。
テンポの良い話の運びと、植木ばさみの「パチン!パチン!」というリズミカルな音が重なり合う。

自分の先祖や職業を誇りに思う健二に魅了される幸子のように、これを読んだ子供たちや若者も、大いに魅了されて欲しいと思う。
ひけらかすでもなく、その人の中に静かに存在する自信は、健二を「男前」にもしているし、人間としての魅力を溢れさせてもいる。有名でなくても、お金持ちでなくても、こんな人間て格好いいなぁと思わせてくれるのではないだろうか。

この本物の職人によって、幸子の家の庭はみるみる生き返り、それと同時に幸子も活き活きとしてくる。また幸子の母親も、やや鈍くなっていた自分の感覚を省みることになる。庭木の手入れが、住む人の内面をも生き返らせてくれたのだ。

いよいよ久子おばあちゃんや親戚一同がやってくる。
そこで幸子もまた、先祖代々の血を、久子おばあちゃんから受け継いだものを、誇らしく思うことになるのだった。

7件のコメント

[C3486] 大変興味深い本だと感じました

 中国を「商の国」だとすると、日本は「職人の国」「手技の国」だと感じています。
 これは「もの作り」だけではなく、販売の職人・総務の職人・主婦の職人など、日本人のありとあらゆる事に結びついているように思います。
 職人仕事が正当に評価されず人と人との繋がりや伝承の中では生きていけなく成りつつある昨今、この本を読んでみたくなりました。

[C3487] 技

私は人に自慢したり、誇れるような技とか職人芸といったものは何も持ち合わせていません。まあ、職人さんは別に誇りたかったり自慢したいから技を磨いたりしたわけではないのでしょうが。
自分探しで永久に本当の自分を探すのも良いが(いや、私は実は否定的ですが)、技を身につけることはその人の宝になると思います。技を身につけることによって、自分を知り、磨くことが大切なんだろうな。そしてその技を伝える。伝承する。私はなにもそのようなものは持ち合わせていませんが、自分探しをこの先続けるよりも、崇高なこともあるのだなと感じました。
  • 2008-08-19
  • 投稿者 : さんぼ
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[C3488] >山本大成さん

>職人仕事が正当に評価されず

これが今の世の中を安っぽくしているのだと思います。
大量生産、機械化、簡単で、早くて、安ければいい。何でもかんでもそればかりでは、物に対する愛着も、それを作った人への敬意もない、寂しい暮らしですよね。
  • 2008-08-20
  • 投稿者 : milesta
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[C3489] >さんぼさん

この本では、まず先に、祖父の職人としての結晶を自分がどうにかして伝承したいと考えたことから職人への道が始まりました。その「伝えたい」という気持ちが、自己研鑽に繋がり、自分も立派な職人になっていくのです。
自分を磨くことと伝承することで、「職人」はできているのですよね。そのことがよくわかる本でした。
  • 2008-08-20
  • 投稿者 : milesta
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[C3502] ほんとにいい本でした

milestaさんの紹介文そのもののすばらしい本でした。
もう2.3度読み直しています。
子どもにも大人にもぜひ読んで欲しい本ですね。
心にしみ、涙するところが何カ所もありました。

健二という庭師さん これからどんどん修行して誠次さん清吉さんのような庭師さんになっていくのでしょうね。
幸子ももう大丈夫。
そして中上家の庭も。

近所によく手入れされた庭があるんですが少し木が多すぎるようです。
この本を読んで人のおうちの庭が気になりだしました。そこに来ている庭師さんの仕事ぶりまで。
何気なく通っていた道の街路樹も。電ノコでバリバリ生け垣を刈り取ってる市の職員さんも。すべてが気になり出しました。

職人なりその仕事のプロはすごいものなんだと思いました。
庭師さんなら植物の名前に始まり葉、花、季節、手入れの仕方etcすべてのことを頭に入れていくのですね。
誠次さんが顧客の庭の庭木約2万本すべてが頭の中に入っていると。
昔出版会社にいた人から聞いたことだけれど いろんな紙を手ですっと触っただけで名前、性質、値段それらをぱっと教えてもらいびっくりしたことがあります。それも入社半年から一年の間にすべて覚えてしまったそうです。

改めて日本に生まれてよかったと、こんな文化をもつ国に生まれてよかったと思います。また先祖をたどり先祖を敬い、古き良きものを守っていくことのすごさ、すばらしさに改めて気づかせてくれた本でした。ご紹介ありがとうございました。
  • 2008-08-31
  • 投稿者 : さくらこ
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[C3503] >さくらこさん

ここに出てくる庭師さんたち、すごいですよね。健二があれだけ修業を積んでも、まだ駆け出しの職人なんですよね。以前ご紹介した『木の教え』には、木材としての木の性質や癖をよく知っている大工さんたちのことがいろいろと書いてありましたが、こちらは生きている木々の専門家ですね。

日本は、木と紙の文化ですから、そういう技術も感性も世界に突出しているのだと思います。
普段は、当たり前すぎてそのことに気がつかないので、こういう本はありがたいですよね。気づかないでいる間に、ずいぶん技術や感性が劣ってしまったかもしれませんが、まだまだ捨てたものではないと思っています。もっと多くの人々に気づいて欲しいので、この本をたくさんの人々に読んでもらいたいです。
  • 2008-09-01
  • 投稿者 : milesta
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  • 2008-09-01
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