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-件のコメント

[C3168] 確かに

お久しぶりです。
確かにその通りですね。
人間らしい会話を一つもせずに一日が終わることも、今の日本では珍しいことではないでしょうし。
時代の変化について行けない老人と、現代に生まれて他者とのコミュニケーションが苦手な若者・・・理由は逆でも、キレて暴走するのは同じなんですね。
  • 2008-01-17
  • 投稿者 : cyber_bird
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[C3170] >cyber_bird さん

久しぶりの更新にも関わらず、コメントを頂き、嬉しく思っております。

仰るとおり、若者側の暴走も、元を辿れば、同じ社会環境から生まれたと言えますね。
私がコンビニとケータイの普及で危惧したのは、何でも好きなときに手に入ることに慣れた若者が、思いどおりにいかないときに暴走することで、その時に老人の暴走の方は考えてもいませんでした。
  • 2008-01-17
  • 投稿者 : milesta
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[C3171] 便利な生活

 生活の方は、落ち着きを取り戻されましたか?

 買い物についてなのですが、売りたいのが見え見えの販売員による話しかけが嫌で、品物をじっくり見られる無言の店を好んでいます。
 おそらく、プロの販売員による売るための「話しかけ」が蔓延した時点で、すでに人間関係の希薄化が有ったような気がします。
 世間話をするつもりで店に入り、結果的に何か買って帰る「人間関係を作れる店」や、自分の店にない商品でも親身になって他の店を紹介してくださるような「信頼できる店」自体が無くなっています。

 便利が人間関係を奪ったのか?、人間関係の希薄化が便利を求めたのか?、いったいどちらなのでしょう...。

[C3172]

本を読んでいないから分かりませんが
>便利が人間関係を奪ったのか?、人間関係の希薄化が便利を求めたのか?
というより 心がなくなったから と思います。

マニュアル化は心をなくせ、効率だけを考えよということです。
お客のために心を砕くという店側の気持ちというか気概というかそういうものなくしてただメニューのものを出せばそれでよいという考え方は昔ながらの日本の経営ではありません。
人のため  すべてこれを抜きにしたら精神性は地に落ちると思うのです。

これは店側にも客側にも言えることで考えなければならないことだと思うのです。
 
  • 2008-01-18
  • 投稿者 : さくらこ
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[C3173] >山本大成さん

>生活の方は、落ち着きを取り戻されましたか?

お気遣い有難うございます。家の方はほぼ落ち着きましたが、またいろいろと他の用事もできてしまい、あまり更新できませんが、ぼちぼちとはじめることにしました。

>売りたいのが見え見えの販売員による話しかけが嫌

これ、私も苦手です。
お店に限らず、適度な距離とか、さりげなさとか、相手を見て感じ取れる人が減っている気がしますね。


[C3174] >さくらこさん

私も「心」の喪失を感じます。
だから笑顔を見ても、丁寧な言葉を聞いても、奇妙な感じしかしないのですよね。
また、お店の人が何かを教えてくれても、「ありがとう」も「わかりました」も言わないお客さんも見かけます。

>これは店側にも客側にも言えること

なんですよね。
この本では、世の中全体が顧客主義でお客様として大切に扱われることに慣れて、少しでも大切にされていないと感じると怒り出す人が増えているとも書かれていました。藤原氏は、このことも、店側と客側の両方に問題があると書かれています。

とにかく、世の中全体が何かバランスを欠いていると気づかされる本でした。

[C3175] マクドナルド化する日本

>「便利さ」は「待つ」ことのできないギスギスした社会を作り出す

 その通りですね。僕の持論(と言うほど大げさなものではないですが)の一つに、新しいものの良さは誰でも分かるが、失われたもののよさは気づかれにくいということがあります。そのことが、進歩がいいことだという幻想を支えているのでしょう。失われたものの良さを言うと、老人の繰り言扱いされるという装置までおまけについています。
  • 2008-01-19
  • 投稿者 : のらりひょん
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[C3176] >のらりひょんさん

>失われたものの良さを言うと、老人の繰り言扱いされる

そうなんです!私の場合、老人というより外国ボケという扱いをされます。

「失われたもの」について考える時間さえないのが、現代社会なのかもしれませんね。
この本にも、現代人は帯グラフ状の予定表に縛られ、とりとめのないことを「考える」時間は許されていないというようなことが書かれていました。人間は「考える葦」だったはずなのに・・・。
  • 2008-01-19
  • 投稿者 : milesta
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[C3177]

ホントですね、私もお店でお釣りとレシートを「早く受け取って去れ!後ろがつかえてるんだから」と言う空気で突き出され、ぐったりと疲れてしまう事がよくあります。そういう時は「ちょっと待ってくださいね」と一言言うようにしていますが。

私もこういうご時世になったのは携帯が普及した辺りからと思っています。店員さんでもまだまだ人間的なサービスをしてくれる人もいるのですが、とにかく最近は周囲にまるで人が存在しないかのように(空気であるかのように)振舞う人が多くてショックを受けます。荷物や身体がぶつかってもすみませんも言わないし、ビックリしてしまうんですよね。そういう所が老人といわず全ての人達のストレスになっているのではないでしょうか。

不便だけど人間的な生活の方が幸せな気がします…ただ、昔はばら色に見えるけど、それは記憶の中だけであって、昔は昔の大変さがあったのだとも思うのですが。
  • 2008-01-20
  • 投稿者 : おれんじ
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[C3178] >おれんじさん

>最近は周囲にまるで人が存在しないかのように(空気であるかのように)振舞う人が多くて

その表現がぴったりですね。私もそのように感じていました。周りに気を配るということが全くない人が増えていますよね。

確かにあまり不便な生活は大変だけど、ここまで自動にしなくても・・・というものも多々ありますよね。何もしなくても水が流れるトイレとか。
  • 2008-01-21
  • 投稿者 : milesta
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[C3180]

こんばんは。
ケータイが普及していなかった時代、待合わせの悲喜劇などがありましたね。私も彼女(今はかみさん)とデートのとき待たされて、いらいらしながらわくわくしたものですが、そういう楽しみは今の若い人たちにはないわけで、ちょっとかわいそうな気もします。(私は雅子妃殿下と同年齢)
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : 練馬のんべ
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[C3181] なるほど

新老人ですか。
私は、確かに左様な老人が増えた気は致しますが、事の発端に、目上、長老に対する「敬」という物が欠落した「新若人」があるような気もします。
 携帯・コンビニそのものも確かにいかがかとは思いますが、それが不可欠な世界が作り出した「新若人」が、一息考えれば起きないような「新老人」の事件が多いようにも思います。

[C3182] >練馬のんべ さん

やはり同世代なので、私も「待ち合わせの待ち時間」が無くなってきたことを、何とも味気ないと思っています。
仰るように、彼女や彼氏なら、ワクワクしたりやきもきしたりしますし、そうでないなら、待っている時間に行き交う人々を観察したり、本を読んだり、普段は聞かないような街頭演説を聴いてみたり、いろいろな経験ができる貴重な時間でしたから。
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : milesta
  • URL
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[C3183] >tonoさん

「新若人」も確かに増えましたよね。ややこしいですが、「新若人」の真似をしたような「新若人化老人」も。若者に媚びを売っているような御仁で、最近引退した(のにたまに出てくるらしい)ニュースキャスターあたりが先駆者でしょうか。
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : milesta
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[C3186] 成長を止めた世代

「新老人」の境界線はやはり戦後教育世代でしょうか。なんとも淋しくなる現象です。ひところ「ピーターパン症候群」という言葉が危機的な状況として飛び交っていましたが、もう誰も指摘できないほどに蔓延してしまった感があります。
成長を止めた世代が高齢者の域に達し、もうほどなく戦前との完全な世代交代が目前となりました。

私の利用するバスの路線に、ご老人で満席になる時間帯があります。そのバスに同席するといつも、なんとも朗らかで和やかな「かつての時代」にタイムスリップするかのようです。そしてバスを降りるとまた元の淋しい現実に戻される。もうそれもほどなくすると確実に味わえなくなるのですね。

先日深夜に、以前の職場の同僚から数年ぶりの電話が。とても深刻そうな声だったので話を聞いてみると、唖然とする俗な内容のお悩みで。二人の子を持つ50歳に近い母親がです。
私の「死ぬまで勉強・成長」の常識は「変人」扱いされて、ただただ堂々巡りの愚痴に相槌を打ってくれればよいなどと説教される(?)始末。おこがましいことかも知れないが、二人の子供を不憫に思いました。成長を止めた母親が子供を教育できるわけがありません。
教育改革を急げと叫ぶ声も、山彦すら返ってこない。早くこの混迷の時代が過去となってほしく思います。
  • 2008-01-28
  • 投稿者 : 娑婆妥場
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[C3187] >娑婆妥場さん

娑婆妥場さんのコメントを拝見して気づきましたが、ある世代より上の方々は暴走老人にはなりにくいのかもしれません。
企業などで働いていたときは、効率の良いスケジュール管理をして、その時々の最新の情報機器などを使いこなしていたのに、引退した途端に世の中から取り残された感じを抱いて暴走・・・というような図式が書かれていました。その前の世代の方々だと、現役時代もあまりそのようなご経験がなく、のんびりとされていらっしゃるのかもしれませんね。

また「成長を止めた母親」のお話ですが、私も最近、子供の育ち方は親次第だと感じる一件があって、全ての親はどんな親であるべきかをきちんと考えなければならないと思っていたところでした。
  • 2008-01-28
  • 投稿者 : milesta
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[C3188] 皮一枚の差

戦後教育とは言っても程度の差もあり。第一世代(昭和30年代前半生まれまで)は戦前の常識の中で育っています。
それが、高度成長期を越えた頃からの日本社会の急速な変化、そして昭和50年を過ぎるとその変化は社会に蔓延してしまいます。
私事ですが、社会に出るまでと出てからの、実感としての社会の常識がそれこそ全く違っていたのです。その変わりようが怒涛の如きものでしたので、常に追いつけず、体に染み込んでいた昔の常識にかえって自分が追い詰められずいぶん苦しめられました。
その苦しみから逃れるために、常識の違いを無理やり認め、自分の中の正義を半ば殺し、人間関係にはことさら距離を置き、今世を諦めて鈍感を心がけていたのです。これが「新老人」の心境かと思います。少し前までの私自身です。

しかし、今の私は違います。その差は皮一枚。歴史の真実にふれたことで社会の変化の原因も解り、押し込めていた元の常識が開放され「脳震とう」が完治しましたゆえ。(笑)

ですが、この皮一枚が難儀で・・もどかしい。さらに、今や新老人に育てられた世代が代を重ね、お互いを苦しめ合っています。早く安部政権当初の教育改革を実行に移し、子の世代と挟み撃ちで「皮退治」を、と切に思います。
  • 2008-01-30
  • 投稿者 : 娑婆妥場
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[C3189] >娑婆妥場さん

先日、戦後日本の復興の様子を映像で見る機会があり、その勢いにはびっくりしましたが、同じように価値観もものすごい勢いで変化していったということですね。
その中で成長していくと、何が正しい価値観なのかがわからなくなって混乱しまうのですね。

>子の世代と挟み撃ち

をするには、早急に、そして強力に、教育改革が為されなければなりませんね。しかし、これからの子供たちは、親の価値観を否定することも必要になってくるわけで、そのことを考えると、なぜもっと早くに・・・と思ってしまいます。
  • 2008-01-30
  • 投稿者 : milesta
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暴走老人! 著者:藤原 智美 ここのところ老人に関する事件が後を絶たない。殺人事
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ずいぶん過激な題名だが、テーマは老人ではなく現代社会である。
最近、老人の犯罪や老人が「キレる」場面が多くなったという現象から、芥川賞作家である藤原智美氏が、作家らしい推察力で、老人が生きにくくなった現代社会のあれこれを取り出して見せてくれる。小説でもデータに基づいた分析でもなく、事件や現象を推察で繋げていくというスタイルだ。

藤原氏は、現代社会の変化の速さについていけずに、焦り、困惑し、ついには怒る老人を、「新老人」と名付けているが、読み進めて行けば行くほど、「自分はまさに新老人である」という思いが強くなる。そして、あの時のことを思い出した。

十年ほど前、海外での不便であるが人間的な暮らしから日本に戻ったときに、「便利さ」は「待つ」ことのできないギスギスした社会を作り出すと感じていた。その便利さの筆頭は、ケータイとコンビニであると思い、何人かの知人にその思いを話してみたが、「でも便利になったものは、元には戻せないんだよ。」と相手にされなかった。私一人が、世の中から取り残された気がしたものだ。

本物の新老人達は、そういう思いを日々積み重ね、人によっては犯罪にまで及んでしまうのか。その短絡的な行動には賛同できないが、「気持ちはわかる」というケースはいくつかあった。

ある老人が、行きつけのコンビニで立ち読みを注意され、自分の車に積んであったチェーンソーを持ち出して店員を脅したまま、また店内の立ち読みに戻った事件。藤原氏は、この新老人の振る舞いに、次のような切り口を与える。

ひと昔前の雑貨屋や食料品店といえば、たいていの客と店主は気心の知れた仲であり、世間話、四方山話に花が咲いたりした。そこは、モノの売り買いだけでなく、日常のなにげない会話が可能な空間だった。床屋談義という言葉が示すように、町中の店というのは交流の場所でもあった。私の幼い頃まではそんな光景があたりまえだった。

私がかつて海外で思い出させてもらった「不便だが人間的な生活」は、この光景なのだ。
そして藤原氏は、このように推察している。

コンビニが人と人とのなにげない交流のある、かつての店のような場所だったら、この犯行は果たして成立しただろうか。

人間らしさと逆行する「マクドナルド化する社会」の考察は、それが珍しいことではなくなっているというところにぞっとした。ここでは、スターバックスで年配のグループが「アイスティ」や「ジュース」といった「非スタバ的」なものを注文しようとした例を引いている。お客さんまでもがラインの一部となって目に見えないマニュアルに従う店では、ラインに適応できない者は、ラインを構成している他のお客さんから排斥されてしまうというが、そう説明されるまでもなく、年配者グループの居心地の悪さは想像できてしまう。

また、昨年日本で私が奇妙に感じた、サービス業のバカ丁寧な言葉遣いと満面の作り笑顔について、藤原氏も同じように奇妙に感じているようで、これは社会現象であると書かれている。

世代は違うが、藤原氏と私の感覚は非常によく似ている。とすると、これはやはり、老人だけの問題ではないような気がする。私としては、できるだけ多くの人に新老人(予備軍)の仲間入りをして欲しい。そして、怒りや犯罪の方向に走るのではなく、便利さと人間らしさの関係について少しだけでも思いを馳せてもらえたら・・・と願ってしまう。再度、あの知人達に話してみる勇気はないけれど。

18件のコメント

[C3168] 確かに

お久しぶりです。
確かにその通りですね。
人間らしい会話を一つもせずに一日が終わることも、今の日本では珍しいことではないでしょうし。
時代の変化について行けない老人と、現代に生まれて他者とのコミュニケーションが苦手な若者・・・理由は逆でも、キレて暴走するのは同じなんですね。
  • 2008-01-17
  • 投稿者 : cyber_bird
  • URL
  • 編集

[C3170] >cyber_bird さん

久しぶりの更新にも関わらず、コメントを頂き、嬉しく思っております。

仰るとおり、若者側の暴走も、元を辿れば、同じ社会環境から生まれたと言えますね。
私がコンビニとケータイの普及で危惧したのは、何でも好きなときに手に入ることに慣れた若者が、思いどおりにいかないときに暴走することで、その時に老人の暴走の方は考えてもいませんでした。
  • 2008-01-17
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3171] 便利な生活

 生活の方は、落ち着きを取り戻されましたか?

 買い物についてなのですが、売りたいのが見え見えの販売員による話しかけが嫌で、品物をじっくり見られる無言の店を好んでいます。
 おそらく、プロの販売員による売るための「話しかけ」が蔓延した時点で、すでに人間関係の希薄化が有ったような気がします。
 世間話をするつもりで店に入り、結果的に何か買って帰る「人間関係を作れる店」や、自分の店にない商品でも親身になって他の店を紹介してくださるような「信頼できる店」自体が無くなっています。

 便利が人間関係を奪ったのか?、人間関係の希薄化が便利を求めたのか?、いったいどちらなのでしょう...。

[C3172]

本を読んでいないから分かりませんが
>便利が人間関係を奪ったのか?、人間関係の希薄化が便利を求めたのか?
というより 心がなくなったから と思います。

マニュアル化は心をなくせ、効率だけを考えよということです。
お客のために心を砕くという店側の気持ちというか気概というかそういうものなくしてただメニューのものを出せばそれでよいという考え方は昔ながらの日本の経営ではありません。
人のため  すべてこれを抜きにしたら精神性は地に落ちると思うのです。

これは店側にも客側にも言えることで考えなければならないことだと思うのです。
 
  • 2008-01-18
  • 投稿者 : さくらこ
  • URL
  • 編集

[C3173] >山本大成さん

>生活の方は、落ち着きを取り戻されましたか?

お気遣い有難うございます。家の方はほぼ落ち着きましたが、またいろいろと他の用事もできてしまい、あまり更新できませんが、ぼちぼちとはじめることにしました。

>売りたいのが見え見えの販売員による話しかけが嫌

これ、私も苦手です。
お店に限らず、適度な距離とか、さりげなさとか、相手を見て感じ取れる人が減っている気がしますね。


[C3174] >さくらこさん

私も「心」の喪失を感じます。
だから笑顔を見ても、丁寧な言葉を聞いても、奇妙な感じしかしないのですよね。
また、お店の人が何かを教えてくれても、「ありがとう」も「わかりました」も言わないお客さんも見かけます。

>これは店側にも客側にも言えること

なんですよね。
この本では、世の中全体が顧客主義でお客様として大切に扱われることに慣れて、少しでも大切にされていないと感じると怒り出す人が増えているとも書かれていました。藤原氏は、このことも、店側と客側の両方に問題があると書かれています。

とにかく、世の中全体が何かバランスを欠いていると気づかされる本でした。

[C3175] マクドナルド化する日本

>「便利さ」は「待つ」ことのできないギスギスした社会を作り出す

 その通りですね。僕の持論(と言うほど大げさなものではないですが)の一つに、新しいものの良さは誰でも分かるが、失われたもののよさは気づかれにくいということがあります。そのことが、進歩がいいことだという幻想を支えているのでしょう。失われたものの良さを言うと、老人の繰り言扱いされるという装置までおまけについています。
  • 2008-01-19
  • 投稿者 : のらりひょん
  • URL
  • 編集

[C3176] >のらりひょんさん

>失われたものの良さを言うと、老人の繰り言扱いされる

そうなんです!私の場合、老人というより外国ボケという扱いをされます。

「失われたもの」について考える時間さえないのが、現代社会なのかもしれませんね。
この本にも、現代人は帯グラフ状の予定表に縛られ、とりとめのないことを「考える」時間は許されていないというようなことが書かれていました。人間は「考える葦」だったはずなのに・・・。
  • 2008-01-19
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3177]

ホントですね、私もお店でお釣りとレシートを「早く受け取って去れ!後ろがつかえてるんだから」と言う空気で突き出され、ぐったりと疲れてしまう事がよくあります。そういう時は「ちょっと待ってくださいね」と一言言うようにしていますが。

私もこういうご時世になったのは携帯が普及した辺りからと思っています。店員さんでもまだまだ人間的なサービスをしてくれる人もいるのですが、とにかく最近は周囲にまるで人が存在しないかのように(空気であるかのように)振舞う人が多くてショックを受けます。荷物や身体がぶつかってもすみませんも言わないし、ビックリしてしまうんですよね。そういう所が老人といわず全ての人達のストレスになっているのではないでしょうか。

不便だけど人間的な生活の方が幸せな気がします…ただ、昔はばら色に見えるけど、それは記憶の中だけであって、昔は昔の大変さがあったのだとも思うのですが。
  • 2008-01-20
  • 投稿者 : おれんじ
  • URL
  • 編集

[C3178] >おれんじさん

>最近は周囲にまるで人が存在しないかのように(空気であるかのように)振舞う人が多くて

その表現がぴったりですね。私もそのように感じていました。周りに気を配るということが全くない人が増えていますよね。

確かにあまり不便な生活は大変だけど、ここまで自動にしなくても・・・というものも多々ありますよね。何もしなくても水が流れるトイレとか。
  • 2008-01-21
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3180]

こんばんは。
ケータイが普及していなかった時代、待合わせの悲喜劇などがありましたね。私も彼女(今はかみさん)とデートのとき待たされて、いらいらしながらわくわくしたものですが、そういう楽しみは今の若い人たちにはないわけで、ちょっとかわいそうな気もします。(私は雅子妃殿下と同年齢)
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : 練馬のんべ
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  • 編集

[C3181] なるほど

新老人ですか。
私は、確かに左様な老人が増えた気は致しますが、事の発端に、目上、長老に対する「敬」という物が欠落した「新若人」があるような気もします。
 携帯・コンビニそのものも確かにいかがかとは思いますが、それが不可欠な世界が作り出した「新若人」が、一息考えれば起きないような「新老人」の事件が多いようにも思います。

[C3182] >練馬のんべ さん

やはり同世代なので、私も「待ち合わせの待ち時間」が無くなってきたことを、何とも味気ないと思っています。
仰るように、彼女や彼氏なら、ワクワクしたりやきもきしたりしますし、そうでないなら、待っている時間に行き交う人々を観察したり、本を読んだり、普段は聞かないような街頭演説を聴いてみたり、いろいろな経験ができる貴重な時間でしたから。
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3183] >tonoさん

「新若人」も確かに増えましたよね。ややこしいですが、「新若人」の真似をしたような「新若人化老人」も。若者に媚びを売っているような御仁で、最近引退した(のにたまに出てくるらしい)ニュースキャスターあたりが先駆者でしょうか。
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : milesta
  • URL
  • 編集

[C3186] 成長を止めた世代

「新老人」の境界線はやはり戦後教育世代でしょうか。なんとも淋しくなる現象です。ひところ「ピーターパン症候群」という言葉が危機的な状況として飛び交っていましたが、もう誰も指摘できないほどに蔓延してしまった感があります。
成長を止めた世代が高齢者の域に達し、もうほどなく戦前との完全な世代交代が目前となりました。

私の利用するバスの路線に、ご老人で満席になる時間帯があります。そのバスに同席するといつも、なんとも朗らかで和やかな「かつての時代」にタイムスリップするかのようです。そしてバスを降りるとまた元の淋しい現実に戻される。もうそれもほどなくすると確実に味わえなくなるのですね。

先日深夜に、以前の職場の同僚から数年ぶりの電話が。とても深刻そうな声だったので話を聞いてみると、唖然とする俗な内容のお悩みで。二人の子を持つ50歳に近い母親がです。
私の「死ぬまで勉強・成長」の常識は「変人」扱いされて、ただただ堂々巡りの愚痴に相槌を打ってくれればよいなどと説教される(?)始末。おこがましいことかも知れないが、二人の子供を不憫に思いました。成長を止めた母親が子供を教育できるわけがありません。
教育改革を急げと叫ぶ声も、山彦すら返ってこない。早くこの混迷の時代が過去となってほしく思います。
  • 2008-01-28
  • 投稿者 : 娑婆妥場
  • URL
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[C3187] >娑婆妥場さん

娑婆妥場さんのコメントを拝見して気づきましたが、ある世代より上の方々は暴走老人にはなりにくいのかもしれません。
企業などで働いていたときは、効率の良いスケジュール管理をして、その時々の最新の情報機器などを使いこなしていたのに、引退した途端に世の中から取り残された感じを抱いて暴走・・・というような図式が書かれていました。その前の世代の方々だと、現役時代もあまりそのようなご経験がなく、のんびりとされていらっしゃるのかもしれませんね。

また「成長を止めた母親」のお話ですが、私も最近、子供の育ち方は親次第だと感じる一件があって、全ての親はどんな親であるべきかをきちんと考えなければならないと思っていたところでした。
  • 2008-01-28
  • 投稿者 : milesta
  • URL
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[C3188] 皮一枚の差

戦後教育とは言っても程度の差もあり。第一世代(昭和30年代前半生まれまで)は戦前の常識の中で育っています。
それが、高度成長期を越えた頃からの日本社会の急速な変化、そして昭和50年を過ぎるとその変化は社会に蔓延してしまいます。
私事ですが、社会に出るまでと出てからの、実感としての社会の常識がそれこそ全く違っていたのです。その変わりようが怒涛の如きものでしたので、常に追いつけず、体に染み込んでいた昔の常識にかえって自分が追い詰められずいぶん苦しめられました。
その苦しみから逃れるために、常識の違いを無理やり認め、自分の中の正義を半ば殺し、人間関係にはことさら距離を置き、今世を諦めて鈍感を心がけていたのです。これが「新老人」の心境かと思います。少し前までの私自身です。

しかし、今の私は違います。その差は皮一枚。歴史の真実にふれたことで社会の変化の原因も解り、押し込めていた元の常識が開放され「脳震とう」が完治しましたゆえ。(笑)

ですが、この皮一枚が難儀で・・もどかしい。さらに、今や新老人に育てられた世代が代を重ね、お互いを苦しめ合っています。早く安部政権当初の教育改革を実行に移し、子の世代と挟み撃ちで「皮退治」を、と切に思います。
  • 2008-01-30
  • 投稿者 : 娑婆妥場
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[C3189] >娑婆妥場さん

先日、戦後日本の復興の様子を映像で見る機会があり、その勢いにはびっくりしましたが、同じように価値観もものすごい勢いで変化していったということですね。
その中で成長していくと、何が正しい価値観なのかがわからなくなって混乱しまうのですね。

>子の世代と挟み撃ち

をするには、早急に、そして強力に、教育改革が為されなければなりませんね。しかし、これからの子供たちは、親の価値観を否定することも必要になってくるわけで、そのことを考えると、なぜもっと早くに・・・と思ってしまいます。
  • 2008-01-30
  • 投稿者 : milesta
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