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[C2849] へぇ、なるほど

こんばんは。
これは結構おもしろそうな本ですね。
この手の知的好奇心をくすぐる初心者向けの本って、アメリカ人の独壇場って感じがしますね。きっと、読めば一ページごとに「へぇー」って呟きそうな予感。
英語で読むのが面倒だけど、図柄を眺めるだけでも楽しいかもしれませんね。
邦訳出れば、売れるんじゃないかなぁ。
  • 2007-09-10
  • 投稿者 : cyber_bird
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  • 編集

[C2852] >cyber_bird さん

とてもおもしろいですよ。手芸の参考にと借りてきたのに、じっくり読んでしまいました。

また、シンプルだけど、どのように描いたのだろう?と知りたくなるような幾何学模様をじーっと見つめてしまったり、模様の名前にも情緒を感じたり、本当にいろいろな面から楽しめました。

>邦訳出れば、売れるんじゃないかなぁ。

そうなんですよ!日本人が読んでもおもしろいのですよ。

[C2853] こぎん刺し

 こぎん刺しが盛んな地方で育ったせいもあって、刺し子全体にも親近感を感じます。生活の知恵と手作りのぬくもりがありますね。幾何学模様が織りなす造形美などと、つい仰々しい形容をつけたくなりますが、図案を見るだけでも楽しくなりそうな気がします。
  • 2007-09-11
  • 投稿者 : のらりひょん
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  • 編集

[C2854] >のらりひょんさん

こぎんは、刺し子の中でも精巧で、芸術的な感じがしますよね。
実用的なものを縫うのに、あんなに美しく細かく刺すとは、驚きます。
本当に図案を見ているだけでも、おもしろくて飽きません。

[C2855] 雪国の冬

 トラックバック有難うございました。こぎんの話ですが、麻布を暖かくして着るという実用性は大きかっただろうと思います。それを、芸術的とも形容できるような細かい仕事に仕上げた背景には、冬の間雪に閉ざされて、本業である農作業ができないという土地柄があったと思います。

 太宰治もそういう風土で育ったので、彼の書くお話はエンターテインメント精神というか、サービス精神というか、自分を道化の位置においても人を楽しませようというところがありましたが、その背景もやはり、雪国の冬の炉端だったでしょう。そこは、人を楽しませる面白い話が評価される空間だったのです。

 こぎん刺しは、炉端から少し離れたところで、やはり冬の無聊を慰める意味をもって発達したのではないかと想像しています。
  • 2007-09-12
  • 投稿者 : のらりひょん
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  • 編集

[C2856] >のらりひょんさん

雪国の冬ですか、なるほど。北海道の友人も、秋の収穫が終わると、「今年は刺繍にチャレンジ」とか、「ワイヤー作品を作る」とか、メールに書いてきます。

昔は今ほど娯楽がなかったから、冬の手仕事や語り部は大切だったのですね。

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[T333] 安倍辞任に思ふ

 私には訳が分からない。あれだけ安倍潰しに躍起になつてゐたメディアが、まるで、掌を返したやうに、首相の突然の辞任を「無責任」だと非難してゐる。素直ぢやない。叩いて潰して入院までさせたのだから、朝日新聞を筆頭にメディアは自らの勝利に酔い痴れて素直に欣喜雀躍
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“Sashiko: Easy & Elegant Designs for Decorative Machine Embroidery” Mary S. Parker

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オーストラリアのクラフトグループ(手芸の集まり)で、刺し子をしていると、「あら、それは何?」とか「糸はキャンドルウィックかしら?」などと話しかけてくる人がいる。それで話が弾んだり、ロウソクの芯(candlewick)を使った刺繍の方法を教えて貰ったりしてなかなか楽しい。
外国人から見ると、紺と白でシンプルな幾何学模様が続く刺し子は、さぞかしエキゾチックで興味深いのだろう。私自身も、参考にしようと図書館から借りた本書を見て、様々な紋様にすっかり魅せられてしまった。
この本は、日本の「刺し子」を英語で紹介した本である。アメリカの手芸家の手によるものだが、内容は充実していて、私もこの本から学んだことがたくさんある。

赤ちゃんの産着に使う「麻の葉」や「亀甲」「矢羽」くらいは知っていたが、紋様も名前も知らなかったり、見たことがあったが名前は知らなかった紋様など、実に百を超える紋様が紹介されている。
「格子」「籠目」「分銅」「網目」のような日常生活から生まれたらしい紋様もあれば、「竹」「藤」「桜」「柿の花」「紫陽花」などの植物の柄は数え切れないほどあり、その他にも「千鳥」「鱗」「雷」「青海波(せいがいは)」「野分」など自然の文物を抽象化したものが多い。ちなみに、本書の表紙には「稲光」の作品が使われている。

個々の紋様に添えられた解説も詳しく、例えば「石車」については、
・「石車」の中心は「卍(まんじ)=仏教徒の十字架」の紋様を表している。
・ブロックを組み合わせた形は「平組卍」にも見られる。
・奈良時代と平安時代には、このような格子模様をベースにした柄の着物は身分の高い人たちかが着ており、身分の低い人や平民が使うことは禁じられていた。
・しかし江戸時代には格子模様を使う事への規則はゆるくなる。
のように、技術的な面と歴史的な面からの説明が書かれている。

これとは別に、刺し子と日本の着物の紋様についての歴史が、巻頭に六ページにもわたって書かれている。以下、興味深い点をいくつか採り上げてみよう。

刺し子は、元々下層階級の衣服の繕い物や強化に使われていた。漁師は膝をついて網を引くので、膝から臑にかけては布を何枚も重ねてチクチクと縫い厚くしていた。農民は肥料や何かを天秤で肩に担いで運ぶので、肩の辺りの布を重ねた。それらの重ね縫いが、刺し子の元の姿である。

江戸時代には、全体を刺し子で刺した服を着ている町人たちがいた。「火消し」である。火事の時は刺し子の半纏を水にくぐらせて羽織り、火の中に飛び込んでいく。しかし面白いことに、仕事の時は裏表逆さに羽織り、美しい表側が汚れたり焦げたりするのを避ける。普段は精巧な表側の刺し子柄を見せて、誇らしげに歩くのが粋だったからだ。

大正時代から昭和にかけて工業化が進み、繕い物の技術や刺し子への関心は薄まる。しかし1970年代から刺し子は趣味として、見直され始めた。

現存する最古の刺し子は正倉院にあるもので、僧侶が着ていたものが、聖武天皇の手に渡ったものだと言われている。

日本の着物の柄についての歴史にも触れており、その中に葛飾北斎の名を見つけた。北斎と言えば、富士山の浮世絵で有名だが、デザイナーのような仕事もしていたのだ。葛飾北斎の『新形小紋帳』に描かれた紋様は、モダンなデザインとして流行となり、着物の柄だけでなく、刺し子にも取り入れられたそうだ。

この本には作品やその作り方も載っているが、ミシンを使っていたりして、少し興ざめだ。しかし、それ以外の部分は、刺し子の伝統を愛する手芸家の熱意が伝わってくるすばらしい本である。庶民的な縫い物である刺し子も、このような立派な文化だと気づかせて貰うことが出来た。



6件のコメント

[C2849] へぇ、なるほど

こんばんは。
これは結構おもしろそうな本ですね。
この手の知的好奇心をくすぐる初心者向けの本って、アメリカ人の独壇場って感じがしますね。きっと、読めば一ページごとに「へぇー」って呟きそうな予感。
英語で読むのが面倒だけど、図柄を眺めるだけでも楽しいかもしれませんね。
邦訳出れば、売れるんじゃないかなぁ。
  • 2007-09-10
  • 投稿者 : cyber_bird
  • URL
  • 編集

[C2852] >cyber_bird さん

とてもおもしろいですよ。手芸の参考にと借りてきたのに、じっくり読んでしまいました。

また、シンプルだけど、どのように描いたのだろう?と知りたくなるような幾何学模様をじーっと見つめてしまったり、模様の名前にも情緒を感じたり、本当にいろいろな面から楽しめました。

>邦訳出れば、売れるんじゃないかなぁ。

そうなんですよ!日本人が読んでもおもしろいのですよ。

[C2853] こぎん刺し

 こぎん刺しが盛んな地方で育ったせいもあって、刺し子全体にも親近感を感じます。生活の知恵と手作りのぬくもりがありますね。幾何学模様が織りなす造形美などと、つい仰々しい形容をつけたくなりますが、図案を見るだけでも楽しくなりそうな気がします。
  • 2007-09-11
  • 投稿者 : のらりひょん
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[C2854] >のらりひょんさん

こぎんは、刺し子の中でも精巧で、芸術的な感じがしますよね。
実用的なものを縫うのに、あんなに美しく細かく刺すとは、驚きます。
本当に図案を見ているだけでも、おもしろくて飽きません。

[C2855] 雪国の冬

 トラックバック有難うございました。こぎんの話ですが、麻布を暖かくして着るという実用性は大きかっただろうと思います。それを、芸術的とも形容できるような細かい仕事に仕上げた背景には、冬の間雪に閉ざされて、本業である農作業ができないという土地柄があったと思います。

 太宰治もそういう風土で育ったので、彼の書くお話はエンターテインメント精神というか、サービス精神というか、自分を道化の位置においても人を楽しませようというところがありましたが、その背景もやはり、雪国の冬の炉端だったでしょう。そこは、人を楽しませる面白い話が評価される空間だったのです。

 こぎん刺しは、炉端から少し離れたところで、やはり冬の無聊を慰める意味をもって発達したのではないかと想像しています。
  • 2007-09-12
  • 投稿者 : のらりひょん
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[C2856] >のらりひょんさん

雪国の冬ですか、なるほど。北海道の友人も、秋の収穫が終わると、「今年は刺繍にチャレンジ」とか、「ワイヤー作品を作る」とか、メールに書いてきます。

昔は今ほど娯楽がなかったから、冬の手仕事や語り部は大切だったのですね。

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[T331] イラクレポート第1報・地獄からのふたりの使者

     ||| 序章・地獄からのふたりの使者 |||イラク総司令官ペトラエアス将軍とクロッカー大使の最も長い一日「Nothing More Important than This Report」『イラクレポート』これがこの夏アメリカの議員と言わず一般市民まで待ちかねていた、イラク駐留の米軍と米国

[T332] 特報!安倍首相辞意表明!!

   ||| 特報!安倍首相辞任を表明 |||辞任の理由「これ以上牽引するのは無理、現状打開のため辞任」東京発・ニュース速報 |日本の安倍晋三首相は水曜、これまで連続して起きた一連の閣僚のスキャンダルと先月の総選挙での惨めな敗退を喫した1年にわたる政権の座に終

[T333] 安倍辞任に思ふ

 私には訳が分からない。あれだけ安倍潰しに躍起になつてゐたメディアが、まるで、掌を返したやうに、首相の突然の辞任を「無責任」だと非難してゐる。素直ぢやない。叩いて潰して入院までさせたのだから、朝日新聞を筆頭にメディアは自らの勝利に酔い痴れて素直に欣喜雀躍
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