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[C2706] 言葉の力

>子供というものは、育ててみないとわからないことがいっぱいあって

 まさにその通りですね。だから面白いのだとも思います。同じように育てたつもりでも、それぞれ違うということは、今では積極的に受け入れられます。本の好みも当然違ってきますが、やはり子供が引きつけられるのも、言葉の力のようです。大人が見て子供向けと思うようなものは、感受性をもった子供にも魅力がないかもしれませんね。意外に思うような本に惹かれる子供は、将来楽しみですよ。

 ところで、先日阿比留さんのブログで、僕のコメントに言及しておられたのを読んで、奇遇という感想をいだきました。Izaは会員登録が必要なので、HNが違っているために同一人物とは思われなかったのでしょう。勝手に嬉しく思って申し訳ないのですが。

  • 2007-07-31
  • 投稿者 : のらりひょん
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  • 編集

[C2707] >のらりひょんさん

>同じように育てたつもりでも、それぞれ違う

この本に関しても、好きな理由が違うみたいです。
上の子は、初めて聞く言葉に、その意味も含めて興味をもち、下の子は初めて聞く言葉の響きやリズム、普段は聞き慣れない厳めしい感じを、感覚的におもしろいと思うようです。

今、阿比留さんのところを経由してブログを発見して、コメントを書いて戻ってきたら、URLを入れてくださっていたのですね。
またそちらにも伺います。

[C2709]

>子供を虜にする力がある。江國さんにはこれからも子供向けの本を書いてもらいたい。
全く同意見です。
江國さんの言葉への感性は誰も真似できない天性のものがありますよね。
彼女の最近の大人向けの小説よりも子供向けの本の方が私は好きです。

↓ 諸田玲子さんお読みになったのですね。
時代小説家なので、ほとんどがそうですね。
そうなんです。
おっしゃるとおり、文章のキレがとてもいいので読んでいて気持ちがいいですね。
  • 2007-07-31
  • 投稿者 : マリリン
  • URL
  • 編集

[C2710] >マリリンさん

>江國さんの言葉への感性は誰も真似できない天性のものがありますよね。
>彼女の最近の大人向けの小説よりも子供向けの本の方が私は好きです。

私もそう思います。
クウネルという雑誌に連載されている江國姉妹の往復書簡をご覧になったことがありますか?姉妹の間でも、きらりと光る言い回しがたくさん出てきて、それが身近な人相手ならではの言葉だったりして、おもしろいんですよね。
  • 2007-08-01
  • 投稿者 : milesta
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『おさんぽ』 江國 香織・作/こみねゆら・絵

おさんぽ おさんぽ
江國 香織 (2002/07/12)
白泉社
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子供というものは、育ててみないとわからないことがいっぱいあって、その一つに絵本の選び方がある。大人が「子供が好きそう。」と思う絵本と、子供が実際に好む本にはズレがあり、時には「本当にこれでいいの?」と購入するのを躊躇することもある。

この『おさんぽ』は、我が子が幼稚園児の時に選んだ本だ。一見可愛らしい女の子が表紙に描かれているが、よく見るとずいぶん「こしゃまっくれて」いそうだ。そして読んでみると、本当にこしゃまっくれている。何かを頼まれる度に

「理由を言ってくださらなきゃ」

と言い、納得すると、

「そういう事情ならしかたないわね」

などと返答するのだ。頼む側も風変わりな登場人物たちで、いばった「お皿」、引っ越ししたばかりの「もぐら」、赤ちゃんが生まれた「へび」。そのどれもが慇懃な喋り方をする。

幼稚園児にこんな話が楽しいのだろうか?そう思って本屋さんの店先で、一度読んで聞かせると、ますますおもしろがって是非買って欲しいと言う。そして買って帰り、後には下の子もこの本を好きになった。
二人には、ここに出てくる慇懃な喋り方や、小難しい言葉が、なぜか楽しいらしい。

おばさんじみている、高飛車、やすやすと、無闇に、ごもっとも、ためつすがめつ、身をわななかせて憤慨し、新天地、腑に落ちる・・・

他の絵本にはおよそ出てきそうもない言葉の数々が、魔法の呪文のように聞こえるらしい。江國香織さんは、大人向けの本でもハッとするような言葉遣いをされるが、子供に対しても容赦なく言葉の魔力を駆使してくる。

小難しい言葉と、大人っぽいしゃれた挿絵、しかし内容はナンセンス絵本で、笑ってしまうようなところがある。
こんなに身なりを整えたおしゃまな女の子が、もぐらの新しい家のカーテンに、へびの赤ん坊のおくるみにと、スカートの後ろを切り分けてやり、おしりが丸見えになってしまう。それでも下品にならないのは、文章と絵に品があるからだ。

 おんなのこはあっさりと、
「そういう事情ならしかたがないわね。新しく生まれてきた赤ちゃんには、そりゃあ新しいおくるみがいるわ」
と、言いました。
「ただし、うしろから切ってね」

 こうしておんなのこのスカートはうしろばっかり見事に短くなりました。いまやおしりがまるみえです。 でも、おんなのこは気にしませんでした。こうして自分を見下ろすかぎり、きれいなレースのスカートでしたから。


高飛車なお皿との関係は?切られたスカートの行く末は?これらがきちんと収まるところに収まってしまう結末も、うまいなぁと唸らされる。

子供向けには難しいという印象からか、人気作家の江國さんの本にしてはあまり話題にならないが、『おさんぽ』といい、以前紹介した『おひさまパン』といい、子供を虜にする力がある。江國さんにはこれからも子供向けの本を書いてもらいたい。

4件のコメント

[C2706] 言葉の力

>子供というものは、育ててみないとわからないことがいっぱいあって

 まさにその通りですね。だから面白いのだとも思います。同じように育てたつもりでも、それぞれ違うということは、今では積極的に受け入れられます。本の好みも当然違ってきますが、やはり子供が引きつけられるのも、言葉の力のようです。大人が見て子供向けと思うようなものは、感受性をもった子供にも魅力がないかもしれませんね。意外に思うような本に惹かれる子供は、将来楽しみですよ。

 ところで、先日阿比留さんのブログで、僕のコメントに言及しておられたのを読んで、奇遇という感想をいだきました。Izaは会員登録が必要なので、HNが違っているために同一人物とは思われなかったのでしょう。勝手に嬉しく思って申し訳ないのですが。

  • 2007-07-31
  • 投稿者 : のらりひょん
  • URL
  • 編集

[C2707] >のらりひょんさん

>同じように育てたつもりでも、それぞれ違う

この本に関しても、好きな理由が違うみたいです。
上の子は、初めて聞く言葉に、その意味も含めて興味をもち、下の子は初めて聞く言葉の響きやリズム、普段は聞き慣れない厳めしい感じを、感覚的におもしろいと思うようです。

今、阿比留さんのところを経由してブログを発見して、コメントを書いて戻ってきたら、URLを入れてくださっていたのですね。
またそちらにも伺います。

[C2709]

>子供を虜にする力がある。江國さんにはこれからも子供向けの本を書いてもらいたい。
全く同意見です。
江國さんの言葉への感性は誰も真似できない天性のものがありますよね。
彼女の最近の大人向けの小説よりも子供向けの本の方が私は好きです。

↓ 諸田玲子さんお読みになったのですね。
時代小説家なので、ほとんどがそうですね。
そうなんです。
おっしゃるとおり、文章のキレがとてもいいので読んでいて気持ちがいいですね。
  • 2007-07-31
  • 投稿者 : マリリン
  • URL
  • 編集

[C2710] >マリリンさん

>江國さんの言葉への感性は誰も真似できない天性のものがありますよね。
>彼女の最近の大人向けの小説よりも子供向けの本の方が私は好きです。

私もそう思います。
クウネルという雑誌に連載されている江國姉妹の往復書簡をご覧になったことがありますか?姉妹の間でも、きらりと光る言い回しがたくさん出てきて、それが身近な人相手ならではの言葉だったりして、おもしろいんですよね。
  • 2007-08-01
  • 投稿者 : milesta
  • URL
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