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[C2362] 偕成社

私にとって、偕成社と言うと児童書の老舗のような認識が強いのですが、ご紹介の本はちょっと意外な感じでした。
これ、私も読んでみたいと思います。
いい本のご紹介有難うございます。
以前の「職人」と「木の教え」も今は私の書棚に並んでいますよ。

[C2363] >小楠さん

そうなんですよ。私も、気軽に「児童文学作家の伝記」として読み始めたのですが、途中でこんなに深い内容だと気づいてびっくりしました。ケストナーが児童書にも含蓄のある言葉をたくさん残している理由がわかった気がします。
ぜひ、お読みになってみてください。

『木の教え』と『職人』は、私も大好きな本です。

[C2364] カッコいい見本のような人ですね。

タイトルが安っぽくてすみません。
貴ブログを覗くたびにとても勉強になり
ます。
体制に逆らいつつも筋を通し、逞しく生き続ける。
一人の威厳に満ちた男性のシルエットが浮かんできました・・・・・

>「よその国から人々がやってきては、あなたがたのせいですよと告げたからです。そのことを決して忘れてはなりません、と。」

敗戦国の逃れられない運命なんでしょうか?
日本は、現在でも周辺国から言われ続けられてます。
よくも、腐らず経済大国になり、文句を言い続けている得手勝手な国々に援助さえしていますね・・・・・・・。
しかし、そんな日本が好きです。
もうそろそろ・・・・・毅然とした対応をとり始めてもいいのではないでしょうか?

>みんなは、できることなら思い切り大声で泣きたかったのです。でも、ハンカチもありませんでした。そこで、彼らは勇気を出してこういいました。「泣いてなんかいないで、働こうじゃないか。働くには、ハンカチなんていらないんだ」

胸にズシーンときました。
戦をしても、何も得るものはないんですよね。
残るものは、悲しみと癒えない傷ばかりです。
歴史が証明しているはずなんですけどね。
しかし、」ケストナーさんには天晴れです!

[C2365] 連投にて失礼します!

お知らせありがとうございます!
誠に感謝です!

[C2366] >お竜さん

>胸にズシーンときました。

日本と状況が同じだけに、ズシーンときますよね。それもこんなやさしい子供にもわかるような言葉で書かれているのが、よけいに切ない気持ちにさせられます。

ケストナーは、口先ばかりでないところが、格好いいですね。写真を見ると、目が活き活きしていて、いい顔をしています。

[C2369]

>ちゃんと落ち着いて話しましょうか。
>あなた方が、どんな理屈をこねても、
>あなた方が、どんなに正義をかかげても、
>まちがいは、まちがいなのです。
>昔の犯罪を理由にして、そのおろかしさを説明されても、
>いいわけにはなりません。


なんて説得力のある言葉だろう。
思わずウンウンと頷いてしまいました。
戦いをして最終的に残るのは、他国からの冷たい言葉とバッシング。
状況が日本と同じだけに、頭を殴られた思いがします。


  • 2007-05-18
  • 投稿者 : akeyan
  • URL
  • 編集

[C2372] >akeyanさん

私もこの手紙と、その前に紹介した詩は、読んでいて震えがくるほどの気持ちになりました。
北朝鮮が日本人を拉致しても、韓国から「戦争の時ひどいことをしたんだからしょうがない。」などと言われ、国家犯罪さえも正当化されてしまうことに、焦燥感を持っていたので、尚更です。彼らは戦勝国でないけれど、負けた日本はいつまでもバッシングされ続けるのですね。

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[T892] ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家

ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家
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『ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家』 クラウス コルドン

ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家 ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家
クラウス コルドン (1999/12)
偕成社
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ケストナーの児童小説には、母親と男の子の二人暮らしがよく出てくる。ケストナーも同じような境遇だったというようなことが、どこかに書かれていたので、ケストナーの生涯に関心をもち、この本を読んでみた。
読んでみると、ケストナーの政治的な態度や、当時のドイツの国情など、思いがけずいろいろなことを知ることができる奥の深い内容だった。

ケストナーの境遇については、母子家庭で女手一つで育てられたという印象を持っていたが、本当は父親も九一歳になるまで健在だった。但し実の父親かどうかはわからない。母親は結婚当初から、まじめな職人気質の父親を好きになれず、ケストナーを生き甲斐にして独り占めしたがっていたようだ。エーミールアントンのように、ケストナーが母親と緊密な関係だったことには変わりないが、仲間はずれにされていたようなこの父親のことを思うと、あまりにも気の毒だ。ケストナーが初めての児童向け作品に「エーミール」という父親の名を使い、立派で勇敢な少年に描いたのがせめてもの救いだ。

ケストナー自身も相当に勇敢であった。それまでの風刺的な作品によってナチスに睨まれ、作品を書くことを禁じられ、町の広場で自分の作品の焚書を見ることになろうとも、国内に留まり続けた。

《作家たるものは、自分の属する国の人々が、悪い時代に、いかにその運命に耐えるかを見ておかなければならない。》(『勇気と分別』より)

と考えていたのだ。ナチスの台頭を見ながらドイツ国民のナチスへの迎合に警告を繰り返し、戦後にはナチスとは無関係だったと急いで自己弁護する人たちを軽蔑している。
しかし、反ナチスの姿勢をとる一方でマルクス主義やプロレタリア運動とも距離を置いた。

《もっとも、ぼくはきみたちの味方だよ。なぜって、同じ敵を相手にしてるからね。でも、きみたちが天下をとっても、人間の理想は、ぜったいに実現しないだろうよ。貧しいからといって、賢いとか善良だとかいうことにはなりはしないんだから》(『ファービアン』より)

この本には、ヒットラーの独裁政権がどのようなことをしたかが書かれているが、私はそれを読みながら、しばしばドイツと日本の戦後処理について比較されたりするのを思い出した。欧米の人たちはドイツと同盟国であった日本も同じような政治体制だったのだろうと思いこんでいるのではないだろうか。
私は日本人であるから、いかに同盟国といっても、あのような独裁政権とは違っていたことを知っているが、日本のことをよく知らない国の人たちは同一視してしまうのだろう。
逆に日本は、同盟国であったドイツのことを、よく知っていたわけではない気がしたが、本当のところどうだったのだろう。
少なくとも私自身は、ここに書かれている戦争前後のドイツ国内の状況について、ずいぶん勉強になった。子供が読むことも想定して書かれているので、同じページ内に解説が書かれていて、とてもわかりやすい。

戦後の敗戦国としての屈辱や悲哀は、日本と共通するものを感じる。一九四八年に発表された『雑貨屋のメルヘン』は、我が国の事と重なり胸を打たれる。

《あるところに、マッチのない国がありました。安全ピンもない。待ち針もない。縫い針もない。つくろうための糸もない。絹糸も、より糸もない。粉石鹸もない。どこを捜しても、ゴムひものきれっぱしすらない。ろうそくもない。電球もない。鍋もない。ガラスも、パテもない・・・。その国の人々は、とても悲しくなりました。というのも、第一に、生活をすてきにかざってくれるようなこまごまとした物がこんなふうに、なにひとつなかったからです。第二に、それらがなくなってしまったのが、自分たちのせいだと知っていたからです。そして第三に、よその国から人々がやってきては、あなたがたのせいですよと告げたからです。そのことを決して忘れてはなりません、と。みんなは、できることなら思い切り大声で泣きたかったのです。でも、ハンカチもありませんでした。そこで、彼らは勇気を出してこういいました。「泣いてなんかいないで、働こうじゃないか。働くには、ハンカチなんていらないんだ」こうして、彼らは働き出したのです》

「よその国から人々がやってきては、あなたがたのせいですよと告げたからです。そのことを決して忘れてはなりません、と。」同じように言われた日本の人々も「思い切り大声で泣きたかった」に違いない。そしてドイツと同じように懸命に働き出したのだ。

同じ年に、ケストナーは、「あなたがたのせい」だからと、戦勝国によってドイツが分割統治されることを憂えた詩『大国への手紙』も書いている。

ちゃんと落ち着いて話しましょうか。
あなた方が、どんな理屈をこねても、
あなた方が、どんなに正義をかかげても、
まちがいは、まちがいなのです。
昔の犯罪を理由にして、そのおろかしさを説明されても、
いいわけにはなりません。


ケストナーは、政治的左派だと見られているが、イデオロギーありきではない、現実を踏まえた平和主義者だったのだろう。ケストナーの主張に説得力があるのは、一本筋の通った「祖国愛」と「独立心」が感じられるからではないかと思う。
これまで、ケストナーの作品は児童書しか読んでこなかったが、大人向けの作品にも興味が沸いてきた。

7件のコメント

[C2362] 偕成社

私にとって、偕成社と言うと児童書の老舗のような認識が強いのですが、ご紹介の本はちょっと意外な感じでした。
これ、私も読んでみたいと思います。
いい本のご紹介有難うございます。
以前の「職人」と「木の教え」も今は私の書棚に並んでいますよ。

[C2363] >小楠さん

そうなんですよ。私も、気軽に「児童文学作家の伝記」として読み始めたのですが、途中でこんなに深い内容だと気づいてびっくりしました。ケストナーが児童書にも含蓄のある言葉をたくさん残している理由がわかった気がします。
ぜひ、お読みになってみてください。

『木の教え』と『職人』は、私も大好きな本です。

[C2364] カッコいい見本のような人ですね。

タイトルが安っぽくてすみません。
貴ブログを覗くたびにとても勉強になり
ます。
体制に逆らいつつも筋を通し、逞しく生き続ける。
一人の威厳に満ちた男性のシルエットが浮かんできました・・・・・

>「よその国から人々がやってきては、あなたがたのせいですよと告げたからです。そのことを決して忘れてはなりません、と。」

敗戦国の逃れられない運命なんでしょうか?
日本は、現在でも周辺国から言われ続けられてます。
よくも、腐らず経済大国になり、文句を言い続けている得手勝手な国々に援助さえしていますね・・・・・・・。
しかし、そんな日本が好きです。
もうそろそろ・・・・・毅然とした対応をとり始めてもいいのではないでしょうか?

>みんなは、できることなら思い切り大声で泣きたかったのです。でも、ハンカチもありませんでした。そこで、彼らは勇気を出してこういいました。「泣いてなんかいないで、働こうじゃないか。働くには、ハンカチなんていらないんだ」

胸にズシーンときました。
戦をしても、何も得るものはないんですよね。
残るものは、悲しみと癒えない傷ばかりです。
歴史が証明しているはずなんですけどね。
しかし、」ケストナーさんには天晴れです!

[C2365] 連投にて失礼します!

お知らせありがとうございます!
誠に感謝です!

[C2366] >お竜さん

>胸にズシーンときました。

日本と状況が同じだけに、ズシーンときますよね。それもこんなやさしい子供にもわかるような言葉で書かれているのが、よけいに切ない気持ちにさせられます。

ケストナーは、口先ばかりでないところが、格好いいですね。写真を見ると、目が活き活きしていて、いい顔をしています。

[C2369]

>ちゃんと落ち着いて話しましょうか。
>あなた方が、どんな理屈をこねても、
>あなた方が、どんなに正義をかかげても、
>まちがいは、まちがいなのです。
>昔の犯罪を理由にして、そのおろかしさを説明されても、
>いいわけにはなりません。


なんて説得力のある言葉だろう。
思わずウンウンと頷いてしまいました。
戦いをして最終的に残るのは、他国からの冷たい言葉とバッシング。
状況が日本と同じだけに、頭を殴られた思いがします。


  • 2007-05-18
  • 投稿者 : akeyan
  • URL
  • 編集

[C2372] >akeyanさん

私もこの手紙と、その前に紹介した詩は、読んでいて震えがくるほどの気持ちになりました。
北朝鮮が日本人を拉致しても、韓国から「戦争の時ひどいことをしたんだからしょうがない。」などと言われ、国家犯罪さえも正当化されてしまうことに、焦燥感を持っていたので、尚更です。彼らは戦勝国でないけれど、負けた日本はいつまでもバッシングされ続けるのですね。

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