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『中国人の世界乗っ取り計画』 河添恵子

中国人の世界乗っ取り計画中国人の世界乗っ取り計画
(2010/04/08)
河添恵子

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尖閣諸島の問題で、現政府の領土・領海意識の無さが露呈した。政府のさまざまな政策を見ていると、国境周辺の領土・領海に関してだけでなく、「国を乗っ取られるかもしれない」という危機感があまりにも希薄である。

「外国人観光客を増やして、経済振興に繋げよう。」
「外国人留学生を増やして、文化交流を図ろう。」
「外国人労働者を増やして、少子高齢化社会の労働力不足に備えよう。」

一見もっともらしく平和的に聞こえる政府の掲げる政策は、「国を乗っ取られる」という危険性も孕んでいる。この私の心配を「大袈裟だ。」「疑い深すぎる。」と言う方々は、ぜひこの『中国人の世界乗っ取り計画』を読んでいただきたい。

高齢化社会に備え人材確保の手段として移民を積極的に「誘致」したのはカナダ政府。
結果的に、高齢者以外は中国人しかいない街ができてしまったり、中国のバブル経済の影響でカナダ人達が家を買えなくなってしまったりしている。

イタリアやフランスでは伝統産業の企業が中国人に乗っ取られている。
イタリア製の高級ブランドが、実は中国人経営の中国人労働者がはたらく工場で作られていることも発覚した。工場によっては、材料の布などを中国から輸入し「メイドインイタリー」は「作っている場所だけがイタリア」というケースもあるそうだ。

情報化の遅れていた南太平洋の島嶼国では中国国営放送CCTVが“チャンネル9”という英語放送を提供し、中国への親近感をもたせるような情報を流す。

アフリカ諸国に投資を行い、多数の中国人労働者も派遣する。

そして、大量の中国人達が入り込んだ世界の各地域では、その金満主義やモラルの無さに辟易している。

著者の河添恵子氏が書いているが、最近の中国移民達を従来の「貧しくて不法入国してきて安い労賃で働く」という固定概念で捉えてはならないという。
お金や学歴を持って、「儲けてやろう」と積極的にやってくる層が急増しているそうだ。
つまり「乗っ取ろう」という意欲のある中国人達が世界に進出しているのである。

実は、私もそういう中国人達の姿を目の当たりにしてきた。

シドニーのヨーロッパ人が好んで住む街の一角に、本格的なフランスのパンと総菜を商う店があり、店内にはフランス語が飛び交っていて、いつも繁盛していた。ところが、ある時店員が全員中国人の女の子達に替わっていた。何があったのだろう?
しかし、これはまだわかりやすい方で、目につく店頭には白人系の店員を置き、経営は中国人という店も多い。
豪州人が自虐的に言うには、その昔、英国から豪州に渡ってきたのは囚人や貧民ばかりだったから、社会の下層の者、使われる側の者ばかり。移民にはマネージメント力があったり、お金を持ってくる人を望むのだと。これが本当かどうかわからないが、豪州には「ボス」と呼ばれる地位にある中国人がたくさんいるのは確かだ。

イタリアのある街では、主人が「何か変だ。異様な雰囲気だ。」と言い始めた。
アジア人の少ないイタリアで、その街だけは中国人だらけなのだ。イタリア人を見かけない。私たちは同じアジア人だが、西洋人がいないその街は、不自然でとても怖かった。
どの国にもある「チャイナタウン」なら中華レストランが並び観光客もたくさんいるので、中国人だけということはない。
その街は、革製品の製造所や問屋が建ち並び、部外者がほとんど訪れることのない地域だった。街の産業も住まいも全て中国人に乗っ取られていたのだ。

そのような体験をしてきたので、日本政府の意識はあまりにも「平和ぼけ」していて楽観的過ぎると感じる。
一方、中国に危機感を持っている人でも、その根本に「反日」「愛国」があるという人が多い。しかし、中国が見ているのは世界で、溢れる人口を世界中に受け入れさせようとしている。そして、中国のエリート達は、「愛国」より「愛金」。お金のためなら喜んで世界のどこへでも行く。

中国の脅威を信じない人も、よく知っている人も、一読の価値はあると思う。騙されたと思って読んでみて頂きたい。

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