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戦争に関する本 平成24年度

今日は終戦記念日です。毎年この時期になると戦争に関する本を検索する方が多くなるので、一覧を再掲します。

昨日韓国の李大統領による不敬発言がありましたが、日本人は韓国人ほど学校で日韓の歴史を習うことがないので、本を読んで日韓の歴史を知っておくべきだと改めて思いました。
そこで『ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!』をリストに追加しました。中高生、韓流ファンの方々、嫌韓の方々、みなさんに読んでいただきたい、わかりやすい本です。

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終戦記念日が近づいてきましたので、これまでに紹介した戦争に関する本を改めて一覧に致しました。
テーマは、戦時中のこと、子供の目から見た戦争、台湾や朝鮮のこと、戦後の引き揚げや捕虜や抑留そして裁判や占領のこと、とさまざまです。領土問題も敗戦に端を発しているので、リストに載せました。
本の形式も、小説、ノンフィクション、伝記、児童書などいろいろです。
内容は濃いけれど読みやすいという本を多く採り上げたつもりですので、ぜひお読みになってみて下さい。
題名の部分をクリックすると、紹介記事が出てきます。

『台湾人生』 酒井 充子(2010/04/21 - ノンフィクション(アジア))

『流れる星は生きている』 藤原 てい(2009/08/21 - 伝記)

『葡萄色のノート』 堀内 純子・作/広野 多珂子・絵(2008/06/27 - 童話・児童書)

『「北方領土」上陸記』 上坂 冬子(2008/06/03 - ノンフィクション(日本))

『日本の島々、昔と今。』 有吉 佐和子(2008/05/20 - ノンフィクション(日本))

『チンチン電車が走ってた』 菅原 治子(2007/11/12 - 童話・児童書)

『宋姉妹―中国を支配した華麗なる一族 』 伊藤 純、伊藤 真(2007/08/27 - ノンフィクション(アジア))

『遠い日の戦争』 吉村 昭(2007/08/16 - 吉村昭)

『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』 江藤 淳(2007/06/30 - 歴史(日本))

『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論』 小林 よしのり(2007/06/20 - ノンフィクション(アジア))

『特攻へのレクイエム』 工藤 雪枝(2007/06/13 - ノンフィクション(日本))

『白洲次郎 占領を背負った男』 北 康利(2007/05/03 - 伝記)

『生活者の日本統治時代―なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか』 呉 善花(2007/03/04 - ノンフィクション(アジア))

“Passage to Freedom The Sugihara Story” Ken Mochizuki (杉原千畝物語)(2006/11/14 - 洋書)

『アーロン収容所』 会田 雄次(2006/11/12 - ノンフィクション(日本))

『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実―日本軍の住民自決命令はなかった!』 曽野 綾子(2006/10/30 - 歴史(日本))

『「南京事件」日本人48人の証言』 阿羅 健一(2006/09/28 - ノンフィクション(日本))

『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』 辺見じゅん(2006/08/19 - ノンフィクション(日本))

『おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状』 中條高徳(2006/08/15 - ノンフィクション(日本))

『南十字星に抱かれて―凛として死んだBC級戦犯の「遺言」』 福冨 健一(2006/07/28 - 歴史(日本))

『夢顔さんによろしく』 西木正明(2006/06/29 - 歴史(日本))

『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸を張りなさい』 蔡 焜燦(2006/06/23 - ノンフィクション(アジア))

『ビルマの竪琴』 竹山道雄

『ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!』 松木 國俊


映画 『樺太1945年夏 氷雪の門』
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『名画にみる國史の歩み』 小堀 桂一郎

名画にみる国史の歩み 名画にみる国史の歩み
小堀 桂一郎 (2000/04)
近代出版社
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この本を紹介するのは三回目になる。
今日は建国記念の日(紀元節)。
なぜこの日が建国記念の日なのか。この本には、美しい日本画と共に建国の由来が説明されている。そしてその絵は『高等小學國史上巻』の挿絵として使われていたそうだ。現在、このような歴史絵画が存在するにもかかわらず、人々の目にあまり触れないのは、とても勿体ないことだと思う。
以下は、過去に紹介した時の記事。また二回目の記事は、天皇誕生日に書いたこちら

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オーストラリアの学校では、国民の祝日・記念日の前後にはその由来や歴史的なことを学ぶ集会や授業が行われる。1月26日建国記念日の際はファーストフリート(イギリスから最初にオーストラリアに渡ってきた人たち)のことを教わり、4月25日の戦争メモリアルデイには退役軍人の方が講話してくださったり、メモリアルのシンボルであるローズマリーの小枝を胸につけて帰宅したりする。

日本では、歴史のことは歴史(社会科)の時間に、それも古代史から順に学んでいくのが一般的だ。イギリス人入植後のオーストラリアより遙かに古くから続く日本の歴史は、子供にとっては気が遠くなるほど長くて果てしない。だがどうだろう。小さいうちから歴史の中の象徴的な場面をいくつか話してやったら・・・。歴史が長いだけに、子供達の興味を引くようなエピソードには事欠かない。それをきっかけに自国の歴史に関心を持つようになり、その後の歴史の学習がうんと楽しくなるに違いない。

この『名画にみる國史の歩み』は、子供に歴史的場面を印象づけるのに打ってつけの一冊である。「名画」というだけあって一枚一枚の絵の存在感は圧倒的である。
勝海舟の待つ部屋にゆっくりと向かう西郷隆盛、水の中に半分浸かった馬の上から扇を狙う那須与一、それまでは着物姿の絵ばかりであったのに突然洋装の男女が居並ぶ帝国憲法発布。神話の時代にまで遡れば、天照大神がお隠れになった天岩屋戸の前に集まる神々。
断片的にでも、小さいうちにこれらの印象的な場面を知ることは、とても大事なことではないかと思う。実際の年号、政治的な背景、それによって日本がどう変化したのか・・・そういうことは始めから教えなくとも、興味を持てば自分から知りたくなるだろう。

小・中学校のクラスに一冊ずつこの本があって、折に触れて担任の先生がその中の一ページを読み、必要があれば解説してくだされば、歴史好きの子供が増えるに違いない。
子供達には自分の国のことに関心を持って欲しい。「知りたい。」という気持ちを持って学んで欲しい。他の国の人達がうらやましがるような長い歴史を持った国なのだから。

※この本は“新・へっぽこ時事放談”のspiralさんに教えて頂きました。大人にとっても大変読み応えがあり、絵が美しいので何度も読み返したくなります。我が家になくてはならない本になっています。ありがとうございました。

『神道と日本人 魂とこころの源を探して』 山村 明義

神道と日本人 魂とこころの源を探して神道と日本人 魂とこころの源を探して
(2011/09/14)
山村 明義

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題名から、宗教に関する学術的な本か、または民俗学のような本を思い浮かべていた。ところが意外なことに、現代の神道と現代の日本人の話が軸になっている、とても読みやすい本なのである。
著者の山村明義氏は、全国の神職の方々を訪ね歩いてインタビューを行った。そこで語られるのは、神社の由来や神話の話から現代社会と神社や神道の関わりまで、実に多岐にわたる。

個別にインタビューしているのに、何人もの神職からしばしば同じような言葉や考えが述べられる。
特に、現代社会がおかしくなっていることについて、多くの神職は、日本人らしい心が失われているからだと考えているようだ。何事にも感謝する心、家族や先祖を大切にする心、自分のことより他人のことや公のことを心配する心。
また現代人は心の制御ができていないと仰る方もいる。人間は誰もが荒魂と和魂を持っているが、それを制御できるのが本来の日本人だった。しかし現代の日本人は、その制御ができず、すぐにキレたり、いじめに走ったりするという。

また、自然や天災と神社の繋がりも各所に見られる。東日本大震災の時のいろいろなエピソード、阪神淡路大震災からの復興に大きく貢献した神社・・・そして、古事記の時代よりも前から「御神体」として祀られていた滝や岩などの自然物。「神道」とか「神社」という名前が付く前から、自然と日本と祈りというのは切り離せないものだったのだとわかる。
古くからの神社の記述の中に、熊野那智大社や十津川村の玉置神社が取り上げられていることに、私は、過敏だと思われるかもしれないが、鳥肌が立ってしまった。この本が書かれたあとに、那智大社も十津川村も大洪水の被害に遭っているのだ。自然災害と神社の繋がりが、著者も意図しないところで明らかになったと、私は感じ入りながらそれらの箇所を読んだ。

その他にも、この本の中に、神社のさまざまな顔を見ることができる。
神道を代表する伊勢神宮、出雲大社や宮中祭祀等の歴史と伝統から、外国に出て行った神職、共産党と協力して自然を守った神職、女性神職や、インターネットでのお参り、韓国人達が集まる神社など、従来の神道のイメージとはちょっと違うことまで、神社や神職のバラエティ豊かさに驚かされる。また昔から伝わる激しく厳しい禊ぎを通じて領土を守る「防人」とも言える神職には感動を覚え、神職のアドバイスを無視し神様に御礼もせず嘘までついた元首相には怒りを感じた。

この本を読み終えると、本来神道というのは時代に関係が無くまた開放的で普遍的であることがよくわかる。
そもそも神様のネットワークというのはとても広く網の目のように繋がっていて、敵同士であった筈の神様までいつの間にかネットワークの一員になっている。これが開放的な横の繋がりで、神様たちがどんどん子孫を増やしていき現代の私たちに至っているというのが縦の繋がりと考えると、縦横にもの凄く大きなネットワークを築いているということになる。
神社のイメージを古くて閉鎖的なものにしているのは、ご多分に漏れずアメリカの占領政策である。神道指令の基となる考え「国家神道が戦争を引き起こした」、その言葉の呪縛から逃れ、自然な気持ちでこの本を読むと、神道と日本人について見つめ直すことの大切さがわかってくる。

『ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!』 松木 國俊

ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!ほんとうは「日韓併合」が韓国を救った!
(2011/09/12)
松木 國俊

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豪州にワーキングホリデイで来ていた韓国人学生二人と話をしていたとき、当時中国が経済的に急成長していたこともあり、学生の一人がこう言った。
「これからはアジアの時代だ。中国や韓国、日本が手を組んで、アメリカに対抗できるようにしていくべきだ。」
そこで私は、こう言ってみた。
「それ、第二次世界大戦の時やったよね。日本と韓国は手を組んで、アメリカと戦ったよね。」
その途端、韓国人学生は言葉に詰まり、じっと私の顔を見つめ、
「えっ、その、うーん???ちょっと待って。今混乱している。」
私は、やはりそうなのかと思った。韓国の若者は、一番最近戦った相手は第二次世界大戦時の敵(!)である「日本」だと思っている、という報道を見たばかりだったのだ。
しかし、その学生は史学専攻だったので、無知のためだとは思えず、なぜそのようなことになっているのか不思議でたまらなかった。

その謎が、この本を読んで一気に解けた。韓国では、正式にそのような歴史を教えているのだ。国定中学校歴史教科書には次のように書かれているという。

「日帝が太平洋戦争を起こすと、大韓民国臨時政府は日本に宣戦布告をし、連合軍と手を結び独立戦争を展開した。光復軍は中国各地で中国軍と協力して日本軍と戦った。そればかりか、インド、ミャンマー戦線でもイギリス軍と連合して日本軍と戦った」

これには驚いた。「従軍慰安婦がいたのかいなかったか」「竹島はどこの国のものか」という個別の問題以前に、世界の常識である歴史的事実とは、全く違ったことを教えているのだ。

その時に話していた韓国人学生たちは、礼儀正しいうえに人懐こく、私たちはとても仲良くなって家族ぐるみのつきあいをした。アジア人の中でもひときわ、日本人と近い価値観も持っている。歴史認識がこんなに違わなければ、日本と韓国はもっとうまくやれるのに、と何度も思った。
この本を書かれた松木国俊氏も、いわゆる「嫌韓」の人ではない。商社で韓国に駐在していた時期があり、今も韓国語の通訳などもされているそうだ。韓国には親しみを感じていて、韓国人のご友人も多いようだ。その上でこのような本を出されたのは、韓国にとっても、正しい歴史を認めることが大事だと思っていらっしゃるからだ。

この本で正しい日韓の歴史を知ると、併合時代にも日本人と韓国人には協力的な関係が随所にあり、日本が韓国の近代化に心を砕き、金銭的にも信じられないほど多額な援助をしていることがわかる。日本政府や総督府だけでなく、民間の日本人にも韓国の発展に協力を惜しまなかった人たちがいる。
韓国が「日本が奪った」と主張する七つのもの-「国王」「主権」「土地」「国語」「姓名」「命」「資源」を、日本は実際に奪ったのか。
様々な公文書等を提示しながら、本当の歴史をわかりやすく解説してくれる。
日本では、日韓の歴史を詳しく習うわけではないから、何も知らないという人が多いと思う。しかし、そういう人も退屈せず、きちんと理解できるように書かれている。

韓国の「見栄」が歴史捏造の推進力となり、日本の「不勉強」が捏造を事実のように見せていく。特に、政治家やマスコミの不勉強は罪が大きい。この構図をなくさなければ、日韓の溝は埋まらない。
願わくば、これを中学や高校で必読書にしてほしい。韓国学生の学ぶ日韓史の量に比べて、日本はあまりに学ぶ時間が少ない。教わる内容には、韓国の教科書を引き写したようなものさえもある。これでは、事実に反することを言われても言い返せない。少なくとも政治家やマスコミ志望の学生は、是非ともこの本を読んでおいて欲しい。
また、韓流好きにせよ、嫌韓にせよ、日本には韓国が気になって仕方がないという方々が増えている。そういう皆さんにも読んでみて欲しい。韓国への理解がぐんと深まるに違いない。

『発達障害の子どもたち』 杉山 登志郎

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)発達障害の子どもたち (講談社現代新書)
(2007/12/19)
杉山 登志郎

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題名を見て「自分とは関係ない」と思った方も、是非ともこの本を読んでほしい。
発達障害が増えていると言われるのに、私たちは、発達障害というものを知らなすぎるのではないだろうか。社会全体が無知であることが、発達障害の子供の適切な教育を妨げており、社会に順応できるはずの人々が順応できずにいることに繋がっている。また、子供の発達のための環境という点では、障害のあるなしに関わらず、参考になる点が多い。
発達障害の本の中でも、18万部も売れているこの本は、わかりやすく、また説得力のある内容で、一読に値すると思う。

杉山登志郎氏がこの本を書かれたのは、発達障害の子供をもつ親御さんたちや学校の先生方に、発達障害のことを正しく知ってほしいという強い思いがあったからだそうだ。
杉山氏は多くの発達障害児の成長を手伝う臨床経験を積まれてきた医師である。そのご経験からすると、発達障害は、なるべく早い時期から適切に対応すれば、その発達の方向がより良いものになるそうだ。本書には、その実例が書かれていて、たいへん納得がいく。
しかし、親御さんや小児科医の一部、学校教育の関係者の知識不足や、社会の偏見があり、「特別支援教育」を受けさせてやることができない。理解してもらえない。そういうケースが多く、わかりやすく解説するための本書を書かれたという。

杉山氏によれば、発達障害は、英語ではdevelopmental disorderと表現される。つまり「発達の道筋の乱れ」である。ところが日本では「障害」という言葉が、この本当の意味をわからなくしているという。そして次のように述べている。

子供を正常か異常かという二群分けを行い、発達障害を持つ児童は異常と考えるのは、今や完全な誤りである。発達障害とは、個別の配慮をしたほうがより良い発達が期待できることを意味しているのである。

杉山氏は、「障害」という言葉を使って差別するな、他の子供たちと同じに扱え、と言っているのではない。本当はサポートが必要な子供たちを、冷静に区別した方が良いのに、「障害」という言葉によって、親御さんたちがその診断を認めたがらず、適切な教育が遅れることを、憂えているのだ。

 学校の先生からしばしば聞くのは、クラスの中でサポートが必要な子どもに受診を勧めると「うちの子を障害児にするのか」と激怒する親が少なくないという苦情であるが、これは親の側の思いこみによる誤解に基づいていると言わざるを得ない。
 要するに、本人の責任でないことによって(本人が怠けたり、わざと反抗したりしているのでなく、また親の躾の不備によるものでもなくて)学校生活に支障が起きていることが明らかになったのに、この本人にとって不幸な状態を、医療機関などの助けを借りてなんとか解決しようという申し出を、発達障害という名前に由来する偏見から、拒絶をしてしまおうとしているのである。親が怒ったところで、子供の持つ問題が解決するわけではまったくない。


このことからも分かるように、杉山氏は何よりも、子供のより良い発達を強く望んでいる。そのためには、親御さんからは反論が出そうなことでも、きちんと伝えようとしている。
例えば、「発達障害は親の育て方が悪い」というのは誤解で、生物的な要因(素因)が大きいとしているが、その一方で、人の発達には環境因もかかわっており、親が子供に安心を与えることが大事だということも、丁寧に説明している。そしてこれは、障害の有無に拘わらない問題であるとしている。
これは、何人もの子供たちの成長とその環境を見てきた杉山氏の、示唆に富む言葉である。

発達障害の子供たちが、適切な教育を受け、自立し、適性に合った職業に就くようになれば、社会にとってもメリットは多い。「関係ない」と言わずに、手にしてみてほしい。

Appendix

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